2017/11/01 11:50

低リスク「胸キュン映画」は飽和状態 少女漫画の実写化の次に来るのは何?

(C)河原和音/集英社 (C)2017『先生!』製作委員会
(C)河原和音/集英社 (C)2017『先生!』製作委員会

 近年の邦画界の傾向として人気コミックやアニメの実写映画化があげられる。その数は非常に多く「実写化」が発表されるたびに、議論を呼ぶことも多々ある。今年も『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、『銀魂』、『鋼の錬金術師』など映像化不可能と言われていたような作品が実写化され、大きな話題を呼んだ。

 一方で、同じマンガやアニメの実写化でも、いわゆる日常を描いた少女コミック系の胸キュン映画は、上記のような壮大な世界観の作品以上に、その数は多い。「飽和状態」と感じている人も多いのではないだろうか。そんななか、河原和音の人気コミック『先生!』を実写映画化した『先生! 、、、好きになってもいいですか?』が10月28日(土)から公開を迎えるが、果たしてこうした作品には未来があるのだろうか。本作のプロデューサーである濱名一哉氏に率直な意見を伺った。

「胸キュン作品」はアベレージが高い!

 少女コミックを中心としたティーン向け胸キュン映画は、近年増加の傾向にあり、2017年も『イタズラなKiss』の第2弾をはじめ、『きょうのキラ君』、『ひるなかの流星』、『PとJK』、『ピーチガール』、『兄に愛されすぎて困ってます』など、非常に多くの作品が実写化されている。

 こうした状況に濱名氏は「一言でいえばアベレージが高いんです。企業内プロデューサーが増えている現状、社内でどうやって企画を立ち上げて通すかという視点に立つと、どうしても認知度やコストパフォーマンスが語られてしまう。胸キュン系の作品は、日常を描くことが多く、比較的ローバジェットで製作ができるのでリスクが少ないし、作品の知名度があれば費用対効果も高くなる」と数が多くなるのは、ある意味必然であると語る。

 一方で「でもそうやって各社が作るようになったことにより、今年の上半期をみても『こんなに毎週公開されるんだ』と驚くぐらい作品が重なってしまいました。もちろんヒットするもの、しないものはありますが、正直、こうしたジャンルに対して、市場は食傷気味だと感じていると思います」と素直な感想を述べる。

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