2017/09/06 07:47

【インタビュー】『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督「このストーリーにおける一番の敵は時間です」

クリストファー・ノーラン監督
クリストファー・ノーラン監督

 『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』などを手掛けたクリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』が9月9日(土)から全国ロードショー公開される。第2次世界大戦下、英仏連合軍のダンケルクからの撤退を描いた本作は、ノーラン監督にとっては、初めて実話を基に描いた戦争映画。陸海空と、それぞれ異なる時間軸の出来事を、一つの物語として同時進行させた視点が目を引く。そんな本作について、来日したノーラン監督に話を聞いた。

-映画化に当たって、多くの関係者にヒアリングを行ったと聞きました。その中で特に心に残ったものは? また、それらをどのように映画の中に取り入れていったのでしょうか。

 最も印象に残ったのは、兵士が入水自殺をしたかのように見えるシーンの基になった話です。実際に、あのシーンのように浜辺から海に向かって歩いていく人がいたらしいのです。それを見た人によれば「海峡を渡ってイギリスまで泳ぎ着くつもりだったのか、それともボートに乗るつもりだったのか、どうしてあんな行動を取ったのかは分からないが、あいつは確実に死ぬと思った」と言っていました。他にもたくさんの人からいろいろな話を聞き、それらを映画の中にちりばめました。彼らにお会いして話を聞けたことはとても有意義だったと思います。中には、話を聞いた後で亡くなった人もいますし、存命している90代の人もいます。今この映画を撮れて良かったと思います。

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