2018/06/10 20:50

「嫌われ者・久光の人間味を出して、『憎めない』と感じてもらえるようにしたい」青木崇高(島津久光)【「西郷どん」インタビュー】

島津久光役の青木崇高
島津久光役の青木崇高

 兄・斉彬(渡辺謙)、父・斉興(鹿賀丈史)の死後、“国父”を名乗って薩摩藩の最高権力者の座に就いた島津久光。今後、斉彬の遺志を継いで幕政改革を目指しながらも、吉之助とは対立を深めていくこととなる。演じる青木崇高が、転機を迎えた久光の人物像、演技に込めた思いを語ってくれた。

-久光はどんな人物だったとお考えでしょうか。

 光輝くスーパースターの兄に対して、その弟ということで、今まではネガティブな性格で頭の回転もよくない、しかも仲が悪いように描かれることが多かったと聞きました。でも実はそんなことはなく、久光のことは斉彬も評価していたそうです。ただ、西郷が絡んできたときのことを考えると、対照的に演じた方がドラマチックになる。そこで、兄上がヒーローなら、こっちはとことん人間的に演じようと思いました。

-役作りはどのように?

 久光に関するエピソードで面白かったのが、後に廃藩置県が行なわれることを知ったとき、藩中の花火を集めて一晩中打ち上げたという話。これは人物をひも解くのに役立つのではないかと。他にも西郷から“地ごろ”(=田舎者)呼ばわりされ、ギリギリと歯ぎしりした跡がキセルに残っていたなど、どれも人間味を感じさせるエピソードばかり。今まで語られてこなかった余白を、そういうもので埋めていきたいと考えました。

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