2017/09/15 11:00

才能があるかどうかは誰にもわからない【いきものがかり山下穂尊の『いつでも心は放牧中』Vol.6】

いきものがかり山下穂尊の『いつでも心は放牧中』/撮影=田口まき
いきものがかり山下穂尊の『いつでも心は放牧中』/撮影=田口まき

それまでろくにライブハウスでやったことのなかった僕らにとって、ワンマンライブはたしかに冒険だった。不安がなかったわけではない。しかし、勝算がないわけでもなかった。

相変わらず地元での活動にこだわっていた、というかそれ以外の選択肢のなかった僕たちが、地元だからこそ出来るライブ。高校時代からの友人やお客さんも待ってくれていた。自分たちなりにそこも踏まえて考えた方法もあった。

まず、ライブハウスを貸し切るには大体12万円くらいかかる。もちろん当時の話だし、都内のライブハウスとなれば金額もぜんぜん違う。だから厚木がホームだった僕らにとっては、そのへんのリーズナブルさも味方となった。

たとえば対バンライブだと金額の設定はライブハウスの慣例みたいなものもあり、だいたい2500円くらいだ。それをノルマとして各バンドが30枚くらいずつ捌く。しかし、大学生や高校生にとって2500円というのはまず無理な話だ。映画でも大学生なら学割で1500円なのに。しかも、僕たちの友達に僕たちを観にきてもらうのに、他のバンドとの対バンのチケットを売るのはどうにも割に合わない。実際の出演時間はせいぜい30分くらいだろうから。そういうこともあって、やるならワンマンしかないと決めた。

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