2018/06/01 07:00

モノも家族も”万引き”で調達!? 矛盾で胸が苦しい、いびつな”家族のカタチ”<連載/ウワサの映画 Vol.36>

いつ壊れるかわからない、犯罪でつながった家族。それぞれが心から求める”幸福の図”を貪欲に演じているみたいで…、ふつうの家族にはない”家族らしさ”がまぶしいです/©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
いつ壊れるかわからない、犯罪でつながった家族。それぞれが心から求める”幸福の図”を貪欲に演じているみたいで…、ふつうの家族にはない”家族らしさ”がまぶしいです/©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

日本勢としては21年ぶりの快挙! 是枝裕和監督の7本目となるカンヌ国際映画祭への出品作「万引き家族」が、見事、パルムドール(=最高賞ですよ~)を受賞しました。オハコである”家族”、それも特に”子供”が光る真骨頂的一本が高く評価された是枝監督。彼が突き付ける正論なんて虚しいばかりの”幸せの本質”が、世界共通のテーマとして響いたようですね。主人公(悲しきおバカさん!)のもとで犯罪によって結び付いたワケありな一家の顛末に、大いに悶々としましょう…!

舞台は東京の下町。高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、あるビンボー家族が暮らしています。日雇い労働者の治(リリー・フランキー)とクリーニング店で働く妻の信代(安藤サクラ)、息子の祥太(城桧吏)、JK見学店で働く信代の妹・亜紀(松岡茉優)は、この家の持ち主である治の母・初枝(樹木希林)の年金に頼り、足りない生活費は万引きで賄っていました。ある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い少女・ゆり(佐々木みゆ)を見かねた治が家に連れ帰り、信代は、体中傷だらけの彼女を娘として育てることに。しかし、ある事件を機に、笑いが絶えなかった家族はバラバラになり、1人1人の秘密が明らかになっていくのでした…。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

プライベート運が好調。ホームパーティーを開いて仲間を招くと...もっと見る >