2019/04/05 19:10

台湾の朝食をニッポンで! 毎朝絞りたての“ふるふる”を食べてみた

台湾の朝食をニッポンで! 毎朝絞りたての“ふるふる”を食べてみた
台湾の朝食をニッポンで! 毎朝絞りたての“ふるふる”を食べてみた
フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『東京豆漿生活(とうきょう ドウジャン せいかつ)』の鹹豆漿(シェンドウジャン)と酥餅(スーピン)です。

とろんとした舌触りに、ほんのり甘さの広がる豆乳。台湾の朝ごはんでおなじみの豆漿(ドウジャン)の専門店が今年の2月、五反田にオープンした。ご店主は2015年に神田の『東京豆花工房』を開いた田邊与志久さん。豆花屋を始めたことで朝が早くなり、おいしい朝食にありつく余裕がなくなってしまったことをきっかけに「忙しくても気軽に立ち寄れる朝食が街には必要なんだ」と決意して、豆漿屋の開店に至ったという。朝の街角で、豆漿を一杯。台湾の朝食文化はとても豊かだ。

豆漿は毎朝お店で絞る作りたて。お酢を加えてふるふると固める鹹豆漿(シェンドウジャン)は、干しエビ、大根の塩漬け、ねぎ、油条(揚げパン)を加え、ごま油とラー油を回しかければ完成だ。豆漿の包容力に、お酢の酸味と具材の食感がアクセントとなって、食欲のない日でもするすると食べ進められる。器が空っぽになる頃には、胃袋がじんわり温まり元気がわいてくる。中華系のパンこと酥餅(スーピン)も充実で、サクサクホロホロの塩揉み大根のパイや、ピーナッツの甘じょっぱいおまんじゅうなども添えれば、これ以上ない完璧な朝食となる。大きな窓からは惜しみなく朝日が注ぎ、パイ生地が散らかったテーブルにきらきらと反射する。慌ただしい朝の中にあって、この場所だけはまるで聖域みたいだ。

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