2017/06/19 11:00

前代未聞のスピードで頂点に 肥土伊知郎が秩父で挑む究極のウイスキー

©榎本善晃
©榎本善晃

2004年にベンチャーウイスキーを創業し、たったひとりでウイスキーを造り始めた肥土伊知郎。幾多の難関を乗り越えて立ち上げたこだわりの蒸溜所で造られる「イチローズモルト」は今年、世界で最も権威あるウイスキー品評会で最高賞を受賞した。
海外で「ウイスキー界のロックスター」と評される男は、いま新たな挑戦を始めている。

※前編〈「ウイスキー界のロックスター」と評される男・肥土伊知郎が「フィールド」を大切にする理由〉より続く

ワイン瓶に詰めた最初のウイスキー

 今年、世界で最も権威あるウイスキー品評会「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2017」のシングルカスクシングルモルト部門で最高賞を受賞し、その名を轟かせたベンチャーウイスキーの「イチローズモルト」。2005年に発売されたその最初のシリーズのラベルには、「製造販売元:笹の川酒造 企画:ベンチャーウイスキー」と記されている。

 江戸時代から続いた家業が経営危機に陥り、埼玉の羽生蒸溜所で20年仕込んだウイスキーの原酒400樽が廃棄の危機にあったとき、手を差し伸べてくれたのが福島の笹の川酒造。肥土はその酒蔵の一角で、最初のウイスキーを仕込んだのだ。ネーミングも、ボトリングもまったくの手探り状態だった。

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