2018/03/21 07:00

高校生レストランが育む「ジモト愛」――三重県多気町

イラストレーション:溝川なつみ
イラストレーション:溝川なつみ

 吹きすさぶ風にみぞれが混じる。このような日には、客足が鈍るはずだ。そんな心配をしながら訪れると、開店の1時間半前だというのに、もう順番待ちができていた。

 三重県多気(たき)町。同県中央部に位置する人口1万5000人弱のまちだ。

 ここには「まごの店」という土日祝日の昼しか開かない料理店がある。同県立相可(おうか)高校の調理クラブが運営する「高校生レストラン」だ。2005年2月にオープンした。

 生徒が切り盛りしているので、学校行事や定期試験、インフルエンザの流行で休むことがある。メニューも、同町特産の山いもの一種、伊勢いもを練り込んだうどんの定食や、松阪牛を使った茶漬け定食など、凝ってはいるが、4種類しかない。しかも、2月中旬から一律200円値上げして1500円にした。にもかかわらず、午前10時半の開店と同時に満席になる。私が訪れた日には、用意した120食が正午過ぎに売り切れた。最大330食を完売したことがあるというから尋常ではない。

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