2018/05/09 18:00

脇田もなりが「角打ち」を初体験! 店内でお洒落に呑める秋葉原の酒屋へ

vol.05 鈴木酒販 神田店

 2018年4月25日にニュー・シングル「TAKE IT LUCKY!!!」をリリースしたフィメール・シンガー脇田もなり。お酒が大好き! だけど酒場ビギナーな彼女が東京近郊の名店を探訪しながら、立派な酒呑みレディへの階段を昇っていく連載「名酒場 IN THE CITY」。第5回は、初めての角打ち体験!


知る人ぞ知る“飲みカワ”女性シンガー、脇田もなり。23歳。2018年4月25日にニュー・シングルを発売しました!

 今回もなりさんが訪れたのは秋葉原。電気街口からしばらく歩くと、神田川に架かる万世橋が見えてきます。


万世橋に佇みながら、さりげなくグッズのトートバッグをアピールするもなりさん。

 旧万世橋駅を改装したショッピングモール「マーチエキュート神田万世橋」など、おしゃれなスポットが増えはじめているこのエリアにあるのが「鈴木酒販 神田店」です。


本店は三ノ輪。神田店は2017年2月にオープン。

 三ノ輪に本店を構える60年近い歴史をもつ酒屋の2号店として約1年前にオープン。日本酒・ワイン・クラフトビールなどの品揃えがとにかく充実しています。




豊富な品揃えに、目が輝いてしまうもなりさん。

 実はこのお店、お酒を有料試飲できるスペースがある、いわゆる「角打ち」なんです。

 角打ちというと、年季の入った酒屋の店先で年季の入ったおじさんたちが昼酒を呑んでる……みたいな光景を思い浮かべがちですが、こちらの鈴木酒販 神田店は、明るく清潔感のあるカフェのような佇まい。

 飲食スペースには仕切りがあって外から見えないようになっていたり、スマホの充電用コンセントも完備していたりと、利用者目線に立った気配りが行き届いています。


日本酒・ワインのほか、こだわりを感じさせるおつまみ類も揃った角打ちメニュー。入荷状況や季節によって、随時更新されている。

 角打ちで呑むのは初めてというもなりさん。「家の近くにも酒屋さんあるけど、こんな風にお店の中でお酒が呑めるところがあるんですね。日本酒もワインもいろいろ種類があって、どれを呑めばいいのか迷っちゃう! ていうか、注文はカウンターで1杯ずつ頼めばいんですかね?」と、わからないことだらけ。

 そこで、もなりさんと同じ20代で唎酒師の資格を持っている女性スタッフ川崎翔子さんに、おすすめのお酒を選んでもらいました。

日本酒に合うつまみがいっぱい!



唎酒師の資格を持つ女性スタッフの川崎さん(左)は27歳。年間800種類のお酒を呑むのだそう!

「まずは、1杯目にオススメの、栃木県の日本酒・仙禽(せんきん)から、〈初槽直汲み生 せめ〉をお出ししたいと思います。ワインを勉強していた人が作った、フルーティな生酒なんですよ」(川崎さん)


仙禽 初槽直汲み生 せめ 60cc(300円)。

「ワイングラスで日本酒を呑むなんて、おしゃれ! すごくいい香りがしますね。では、いただきます。わーー、おいしいっ! 甘味もあって、日本酒っぽさがあまりしないですね。これはめちゃめちゃ吞めちゃうなぁ、なんて説明したらいいのかわかんないけど……」



とっても呑みやすくて美味しい日本酒に出会えて、この笑顔!

「昔ながらの日本酒の感じとは違って、吟醸香も青リンゴとかマスカットの香りに近いですよね」(川崎さん)

「そう! そんな感じがします!」

 って、もなりさん、スタッフさんのコメントに思いきり乗っかってますが(笑)。日本酒は、もろみから酒を搾って作りますが、その搾る工程によって「あらばしり」「中汲み」「せめ」という順番で呼び分けているのだそう。


説明を聞きながら、じっくり味わうもなりさん。

「〈せめ〉は圧縮して酒を出すので、〈あらばしり〉や〈中汲み〉に比べてアルコール度数が高くなるんです、だけど、それが好きってことは、結構お酒がお強いのかもしれないですね(笑)」(川崎さん)

 美味しい日本酒には美味しいおつまみを! 店内で販売している缶詰などもその場で食べることも可能で、またカウンターのみで販売しているおつまみも多数。数あるメニューの中から、まずは鮭のパテとじゃがバターをチョイス。

「クリーミーな鮭のパテも、じゃがいもの甘さとバターの風味が効いてるじゃがバターも、どっちも日本酒にバッチリ合いますね!」


鮭のパテ(380円)、じゃがバター(250円)。



 と語りつつ、2杯目は何を呑もうかとワクワクが止まらないもなりさんに、次なるオススメは?

日本酒はセルフ熱燗も楽しめる!

「山形県の〈朝日町ワイン ロゼ辛口〉をお出ししようと思います。遅摘みのマスカットベーリーAっていう品種を使っていて、ロゼでもちょっと濃い色ですよね。これ、私が入社した時、一番最初に買ったワインなんです」(川崎さん)


朝日町ワイン 遅摘みマスカットベーリーA ロゼ辛口(1杯250円)。

「わーっ、ピンク! キラキラしてる! では、いただきます。うわっ、めちゃくちゃ美味しい! これで1杯250円って、安すぎないですか? お気に入りになったので、ボトルで買って帰りたいかも!」


初めてのロゼワインの味わいに大満足のもなりさん。

 ロゼワインに合うおつまみを、ということで40種類以上揃えている缶詰の中から、店長の猪股達哉さんが〈豚みそ燻製〉の缶詰を選んでくれました。


三ノ輪の本店には120種も置いている缶詰類。神田店には厳選した40種を販売。


豚みそ燻製(432円)。


缶詰は温めることができるが、その方法がなかなかダイナミック!

「ワインはお肉の切り口の色調に合わせるといいんですよ。牛肉だと赤ワイン、鶏肉だと白ワインといったように、豚肉はピンク色なので、意外とロゼとの相性がいいんです」(猪股さん)

「缶詰なのにお肉が柔らかい。店長の言った通り、味噌の甘さと燻製の香りがロゼとマッチして、すごく美味しいです!」

 ロゼワインでさらに調子が上がってきたもなりさん。3杯目は初めてのセルフ熱燗に挑戦。

「福井のお酒、〈梵(ぼん) ときしらず〉をご用意しました。こちらは氷温で5年熟成したお酒で、古酒の分類になりますね。1杯目に呑んでいただいた日本酒のフルーティさに比べると、クラシックな日本酒らしい味ですね。温めると旨味が出てくるので、味のりが全然違うと思いますよ」(川崎さん)


梵 ときしらず 五年熟成酒 90cc(350円)。


燗酒にしたい時は、自分でちろりに酒を移し……。


カウンターに備え付けの酒燗器で温める。


温度計で好みの熱さに温め……。


セルフ熱燗、大成功!

「自分でつけたお燗、呑んでみますね。あ、美味しい! 熱燗にしたらどっしりと味が濃くなって。1杯目に呑んだサラッとした美味しさもいいけど、これも全然呑めちゃいます(笑)。それにしても、いろんなお酒が呑めるのは嬉しい!」

温度管理や紫外線予防も徹底


五臓六腑に染み渡る美味しさに、なんともいえない表情のもなりさん。

「角打ちに出しているお酒はフレッシュなローテーションにしたいので、2、3日で回転できるよう種類を絞っています。なので、1週間後に来れば、全部がらっと変わってますね。年間で500種類ぐらい出してるんです。販売しているお酒全般についても、レアなものを揃えるというのとはまた違って、普段の生活の中で、今日はちょっといいものを飲みたいってなっていう人が買っていくのにいい品揃えを心がけています」(猪股さん)


店長の猪股さんから、お店について伺う。

 鈴木酒販のこだわりは、品揃えだけじゃないんです。温度管理や紫外線予防にもとことん徹底しているそう。

「日本酒はすべて冷蔵庫で保管しています。今は繊細なお酒が増えてます。また蔵でも低い温度で貯蔵してるお酒も多い。それを我々のような小売の段階で劣化させないように、なるべく蔵と同じ温度で保ちたい。他のお酒に関しても店内は19度までしか上がらない設定にしている。だから夏でも僕らは冬場と同じ格好で働いてるんです(笑)。さらに店内はもちろん冷蔵庫の照明もすべてLEDを使用しています」(猪股さん)


キンキンに冷えた保管庫の中も見学させてもらいました。


外国人旅行者向けの日本酒解説シート。

「もう、素敵すぎます! お酒ってそれぐらいデリケートなものなんですね。そもそも鈴木酒販さんが角打ちをはじめたきっかけは?」

「飲食店で働くスタッフさんや、若い人に日本酒を飲んでいただかないと、酒離れが進んでしまう。そこで、若い世代の皆さんに日本酒を提供できる場がほしいと思ったのが、角打ちをはじめたきっかけなんです。たとえばクラフトビールが好きになった方で、この店に立ち寄ったついでに日本酒も試飲してみて『日本酒すごく美味しいじゃん』ってハマる方も増えてます。共通点が同じであれば、わりと知らない人同士でもコミュニケーションが取れるじゃないですか?」(猪股さん)

 たしかに角打ちで飲む人なら間違いなくお酒好きでしょうから、自然と打ち解けあえそう。お店の雰囲気が明るく清潔なのも、心の垣根を下げてくれる要因になってるのかもしれません。

「なので当店も、日本酒好きとかクラフトビール好きが集まる場所になりつつあります。それに女性一人で呑みに来るお客さんも多くて、女性客同士いつの間にか会話が生まれていたりします。お互いの本名知らないけど、ここで会う女性のお客様同士で飲み友になっていたりね」(猪股さん)

「そうなんですね! オススメしてくれた日本酒がとても呑みやすかったし、今まで持ってた日本酒の印象がめちゃめちゃ変わった気がします。お酒好きなら、このお店に来たら間違いないですね! 私も一人で通っちゃいそう(笑)」

 角打ちの楽しさを知り、酒呑みレディへの階段をまたひとつ昇ったもなりさんでした。


角打ちの楽しさにすっかりハマったもなりさん。2杯目に呑んだロゼワインを自宅用にお持ち帰りしてました。


鈴木酒販 神田店
所在地 東京都千代田区神田須田町1-5 KSビル1階
電話番号 03-6262-9521
営業時間 11:00~20:30(日曜・祝日 ~20:00)
定休日 無休(ただし正月・お盆休みあり)

文=宮内 健,撮影=榎本麻美

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