りんごとくるみの豆腐マフィンレシピ 体が喜ぶ秋のヘルシーおやつ!
穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。
オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。
◆「りんご」のマクロビレシピ
りんごとくるみのお豆腐マフィン

お豆腐を使ったマフィンのレシピ第4弾はりんごとくるみのおやつマフィンをご紹介します。
前回同様、メープルシロップとココナッツオイルを使用することで、香りづけするとともに甘さにコクを出します。
フィリングのりんご煮は、甜菜糖をまぶしてから一晩置き、りんごから出た水分だけで仕上げることでりんごの味わいを凝縮させます。
余ったりんご煮はヨーグルトなどに入れても良いですし、かぼちゃやさつまいもとも相性が良いのでサラダにするのもおすすめです。
りんごは、マクロビ的に見ると中庸(陰と陽の中間)のエネルギーを持つと考えられていますので、体を冷やしにくいフルーツのひとつです。
漢方では体を元気にして喉の渇きを止め、胃腸の働きを整える作用があるとされるほか、ヨーロッパでは昔から「一日一個のりんごは医者いらず」という諺があるくらい滋養に富んだ食材です。
「りんごとくるみのお豆腐マフィン」の
レシピ
■材料
【マフィン生地】
※マフィン6個分。9号紙カップをマフィン型にセットして使用
[A]
・小麦粉:130g
・ベーキングパウダー:6.5g
・自然塩:小さじ1/8
[B]
・豆腐:170g
・ココナッツオイル:40cc
・メープルシロップ:60cc
【りんごのフィリング】
※作りやすい分量。出来上がりの分量のうち150gを使用
・りんご:400g
・甜菜糖:40g
・くるみ(生):6個
■作り方
(1) りんごは皮付きのまま1センチ幅のくし形切りにした後、7ミリ厚くらいにカットして甜菜糖をまぶし、一晩置く。
(2) りんごから十分に水分が出たら、初め中火で、沸騰してからは弱火にし、落としぶたとふたをして10分程度煮る。


(3) [A]の小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。

(4) (3)に自然塩を加えてホイッパーでよく混ぜる。

(5) [B]の材料を全てフードプロセッサーにかける(フードプロセッサーがなければ豆腐を滑らかにしてから残りの材料を加えてよく混ぜる)。

(6) (4)のボウルに(5)を入れてゴムベラで切り混ぜ、少し粉っぽさが残る状態で止める。

(7) くるみはメープルシロップ(分量外)に絡める。

(8) りんご煮と(6)の生地を合わせて、ゴムベラで切り混ぜる。型にわけ入れてくるみを飾り、170度に予熱を入れたオーブンで25分程度焼く。
ワンポイント
くるみの代わりにクミンシードをトッピングしてもおいしい。
中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士/クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/一般社団法人蓼科塾代表
2011年東京都より長野県茅野市に移住。移住先である乗馬ファーム併設のペンション跡地で利用者専用オールベジの焼き菓子を提供するカフェ(Cafe楢Oak)をオープン。2015年信州の魅力を県外に発信する一般社団法人蓼科塾を設立し地産地消に根ざした食のイベントの企画運営、蓼科山に住むという「休む」神様「ビジンサマ」シリーズのレシピ開発や商品開発等を手がける。
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
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essentia(エッセンティア) https://www.facebook.com/essentiag/?fref=ts
撮影/秋元良平 http://ryohei-akimoto.jp | Facebook
文=中村恭子
撮影=秋元良平
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