2017/12/12 18:00

神田まつや|種ものの具をアテに江戸の庶民の粋な楽しみ(そば/神田)

 蕎麦前について尋ねるなら、やはりここ『神田まつや』を置いてほかにないだろう。明治17年創業の老舗にして、庶民的ながらも粋な風情は今も変わることがない。かの池波正太郎がひいきにして通ったことでも有名だ。

神田まつや(最寄駅:神田駅、淡路町駅)

ちなみに池波は〝蕎麦前なくして蕎麦屋なし〟なる名言も残している。まずはそもそもその由来について。六代目店主・小髙孝之さんに聞いてみた。話は江戸時代にさかのぼる。「そもそも江戸には蕎麦屋が多かった。今の東京と比べると、広さも人口も1/10くらいですが、そこに3700軒ほどもあったと言います。当時は食事は朝夕の2食。蕎麦はその中間食としてよく食べられたんですね。で、そこに目をつけたのが、居酒屋の元祖、豊島屋の十右衛門だと言われています」ちなみに江戸時代発祥で、同じく栄えていたのが居酒屋だ。「昔はそれほど火力もないので、蕎麦が茹だるにも少し時間がかかる。そこで、それを待つ間にお酒を1~2合飲んで、出来上がった蕎麦をささっと手繰って帰る。そんなスタイルが定着したのがいわゆる蕎麦前ですね」読んで字のごとく、蕎麦を食す前に、それを待ちつつ蕎麦屋で一杯。よい! で、次に気になるのはそのアテだ。

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