2017/08/03 12:54

【第15回】“細く長く”を目指す、明治時代から続く伝統の店「一八本店」

大須交差点を南に進めば一八本店が見つかる。周辺には仏具店が多く、かつては漆器店や金物店も多かった
大須交差点を南に進めば一八本店が見つかる。周辺には仏具店が多く、かつては漆器店や金物店も多かった

たくさんの仏具店がならぶ大須商店街の南側、名古屋市中区橘のあたりは、戦火を免れた古い建物が残る地域。この場所で明治時代からうどん店としてあり続ける店が「一八本店」だ。店名は「いっぱち」と読む。

■ 明治時代から続く老舗の本店

一八本店の歴史は1890(明治23)年から始まる。現店主である上田正隆さんの曽祖父がうどん店を創業し、それを継いだ2代目・上田昇太郎さんの時代に“一八”の名が広く知られるようになった。実はここ以外にも“一八”の名を持つうどん店が周辺地域にあり、それらは一八本店で学んだ弟子たちによる暖簾分けである(店名に“一八”が付いていても、関係ない店もある)。このネットワークは“一八会”と呼ばれ、多い時代には岐阜県や三重県まで拡がって全30数軒に及んだという。ただし、時代の流れで徐々に減り、現在は5軒が残る。

正隆さんも詳しくは知らないそうだが、1937(昭和12)年に開催された「名古屋汎太平洋平和博覧会」(万博のようなもの)に一八本店として出展していたり、1950(昭和25)年には名古屋を訪れた昭和天皇にきしめんを届けたりといった、歴史を感じさせる逸話がいくつかある。

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