2017/08/22 17:38

【第19回】創業から108年を数える洋食店「勝利亭」。その味は、父の仕事を見て学んだもの

円頓寺商店街を東に歩き、アーケードが切れてすぐの場所に位置する「勝利亭」。駐車場は店のすぐ西側だ
円頓寺商店街を東に歩き、アーケードが切れてすぐの場所に位置する「勝利亭」。駐車場は店のすぐ西側だ

東西に伸びる円頓寺商店街、その東端にある「勝利亭」は、老舗が数多く残る商店街のなかでも、とりわけ長い年月を重ねた老舗洋食店だ。

■ 日露戦争の勝利を祝した店名に、歴史を感じる

現在「勝利亭」の主人を務めるのは、3代目の野口正継さん。もとは、かつて名古屋市中区栄にあった同じ名前の店から暖簾分けされたものであり、そうして1909(明治42)年に祖父が創業した店を父が継ぎ、やがて正継さんが継いだ。創業当時について正継さんは「さすがによくわからないねえ」と答える。だが、店名の由来が1905(明治42)年に終戦した日露戦争の勝利にちなんだものであることは間違いないようだ。

勝利亭にまつわる逸話には、歴史を感じさせるものがいくつかある。「勝利亭」は、食糧難だった戦後直後こそ一時閉店していたものの、やがて店を再開し、洋食文化が庶民的なものとして広まっていく時代には、本格的な洋食が食べられる店として多くの客をもてなした。また、円頓寺商店街にある店としてはいち早くモノクロテレビを購入し、それを目当てに住民が殺到したため、警察官が交通整理に来たこともあるそうだ。

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