2017/12/04 17:09

泥臭くて温かい強盗映画にシビれる ダニエル・クレイグが好演「ローガン・ラッキー」

 【エンタなう】

 なんだろう、この時代に逆行したような、人間味あふれる泥臭さは。米ウェストバージニアの田舎町を舞台にした強盗映画「ローガン・ラッキー」(公開中)のカッコ良さにシビれた。

 かつて地元でヒーローだった元アメフト選手のジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、不自由な足のため仕事を失う。妻にも逃げられ失意のどん底。まもなく開催される米最大の「NASCARレース」の真っ最中に、物販の売上金を強奪する大胆な計画を練る。イラク戦争で片腕を失ったバーテンダーの弟クライド(アダム・ドライバー)、美容師でカーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ=プレスリーの孫!)を引き込むが、決め手にかける。

 そこで、仲間に加えたのが服役中の爆破のプロ、ジョー・バング。ジョーを演じるダニエル・クレイグは「007」とは真逆のニヒルな悪役を好演している。

 強盗よりも難しそうな脱獄をどんな方法でやってのけるのか。仲間割れ寸前のドキドキ感が続く現金強奪の方法、そして大金の隠し場所--サスペンスとして一流。そしてそれ以上に物語を貫くテーマソングとして登場人物が口ずさむジョン・デンバーの「カントリー・ロード」が心にしみる。日本で言えば、吉幾三の「雪國」のような叙情感に、見終わった後、なんだか心が温かくなった。

 一度は映画監督を退いたスティーブン・ソダーバーグが、本作で復活することになった新人の脚本は、実によく練られている。 (中本裕己)

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