2017/08/26 19:00

私…嫉妬した!好きな人と「ドラマチックな恋しちゃう」方法

「嫉妬」というのは人間の感情のなかでもっとも醜いものと言われますが、だからこそ恋をドラマチックに飾る要素。「とくに恋心に気付くシーンには欠かせない」と語るのは恋愛小説家の小川沙耶さん。今回は恋愛コラムニストでもある彼女に、「嫉妬」を利用して大好きな人と「ドラマチックな恋しちゃう」方法を教えていただきます。

嫉妬はさせるものではなく、するもの

沙耶「嫉妬を使った恋愛テクニックというと、“嫉妬させる”方法と思うかもしれませんが、そうではありません。嫉妬は、相手にさせるよりも、自分がしたほうがいいのです。

嫉妬しているときの苦しさ……って、一度でも恋の経験があるなら、わかるはず。そんな苦しい気持ちを、自分の好きな人に与えたいと思いますか? 小悪魔気取りで甘い痛みを与えるより、自分がその痛みに耐えるほうが、どれだけ気高いことか。

とはいえ時代遅れの“忍ぶ恋”で、誰にも知られずひとり苦しんでいても、相手との恋ははじまりませんから、“好きな人を手に入れたい!”という目標があるのならば、その自分の“嫉妬”を上手に使わなければなりません」

嫉妬を隠したがるのはなぜか?

沙耶「最初から“好き”という気持ちがある場合は別ですが、不意に嫉妬を感じたとき、人はそれを隠しがちです。自分自身ですら、“見ないフリ”をすることだってあります。

それは“嫉妬を感じた”=“その相手が好き”という表現になってしまうから。

ですが、自分の感情を瞬時に見つめ、正しくダイレクトに表現できる人間というのは、とても魅力的に映ります。また、自分のことを好いてくれて、それを打算なしに表現してくれる相手のことを嫌いになる人はいません」

「嫉妬を隠さない」ことが大きな武器に!

沙耶「女子にとって、“正直に感情を表現する”ことは、とても大きな武器になります。男子には、感情を隠さないと上手に生きられない理由があるからです。自分でも認識できないくらい、感情を隠しますから、“純粋な正直さ”をもつ女子に触れると、恋心を抱くきっかけにすらなります。

なぜ男子は感情を隠しがちなのでしょうか?

男子の場合、好きでもない女子でも“このタレント、超イケメン!”なんて言っているのを聞くと、イラッと嫉妬に似た感情をもつことがありますね。

これは男子のほうが多くの相手、それも自分の想像しているよりも多くの女子に対し、“この子も俺の女にしたい”と思っているから。なので女子が他の男を褒めていると、自然と嫌悪感を示してしまうのです。

ここで男子の気持ちを、“俺の女にしたい”と表現しましたが、男子のほうが女子よりも、“好き”という感情と、“エッチしたい”という感情の混同が激しいのです。これは、自分でも見分けることが難しいほどのもの。

自分でも明確に認識できない気持ちを、相手に表現することなどできません。「わからない話」をするのは避けようと思うのが人間です。なので、自分の感じた“嫉妬”のような感情を相手に伝えることはできず、もやもやのなかに隠していきます。

そんな男子たちが、この霧のようなもやもやのない、純粋な女子の心に触れると、魅力を感じてしまうのです」

自分の感じた“嫉妬”をどう表現するか?

沙耶「女子でも、まだ付き合っていないけれど、ふたりで遊んでいる、つまりデートしている相手が、“他の女性と遊んだ”“合コンに行った”などという話を聞いたら、嫉妬の感情が起こるでしょう。

理性で考えれば、“まだ付き合っていないし、相手の自由だよな”とか、打算的に考えれば、“行っちゃヤダと言ったら、自分も束縛されそうだな”とか、色々と思い描いたあげく、感情が隠されてしまうかもしれませんが、素直に起こる感情としては、“なんで? ヤダ”だと思います。

この感情と自分自身がしっかりと向き合い、瞬間、相手に伝えるのです。

“どうして、私とこういう関係なのにそういうことするの? 私……嫉妬した!”

相手がヘラヘラと話すのに合わせて、ヘラヘラと語ってはダメですよ。真顔になって、真剣に伝えてください。“本当に正直な気持ち”というのは、理屈なしに強いものです。それが“相手への恋心”を伝えるものだったら、なおのこと。

これをもろに受けた男子は、相手の“純粋な恋”への憧れをもち、追い求めるようになりますが、男子の思いつく手段としては、“自分も純粋になる”か“相手を汚す”しかありません。

これが恋にドラマを与えます」

上級テクニックは「言葉をつかわない」!

沙耶「言葉でしっかりと相手に伝えられる想いというのは、まだまだ弱い感情です。本当の本気なら、感情が昂ぶり、言葉にすることはできません。できるのは突発的な行動くらいです。

この場合、いきなり立ち上がり、その場を去る……なども“嫉妬”を表現するひとつの手法でしょう。言葉がない分、相手はこちらの気持ちを想像することになります。相手について一生懸命想像することも、恋につながりますね。

とはいえ、理解してもらえないかもしれない。好き同士なのに、すれ違ってしまうかもしれない。この不確定要素が恋をよりドラマチックなものにします。

成功率が高いかどうかはわかりませんが、本当に好き同士ならば、結ばれるでしょう。自分の意思ではなく、まだ見えぬお互いの恋の強さに恋の行方を任せる……という意味で、これはさらに上級テクニックかもしれません」

「嫉妬」を利用して、ドラマチックな恋しちゃう方法を教えていただきました。

とても苦しい「嫉妬」を好きな人に与えるなんてできない……という言葉を聞いて、筆者はちょっとジーンとしちゃいました。本記事を参考に、みなさんもドラマチックな恋をしてくださいね!

【取材協力】

小川沙耶(おがわさや)・・・小説家、恋愛コラムニスト。女性のリアルな性と恋愛を描くためという名目で、現在も派遣OLとして週2回勤務中。いまいちやめどきがわからない。著作に『女性社員から「きもい」と言われない働き方』ほか、多数。漫画の原作も手掛けている。

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