2017/12/30 18:30

「プレゼントの山」に麻痺し精神束縛に気づけない【不倫の精算2】

「要らないって言うのにあの人が買ってくるから……」

眉を下げて彼女は笑った。彼からのプレゼントのおかげで服にかけるお金が減り、家計はだいぶ助かっている。デートのときもお金はすべて彼が払ってくれて、B子が負担することはない。

確かに楽なお付き合いかもしれないが、その代わり彼女は「彼に従うしかない」という束縛に苦しんでいた。

注文しようか、と座り直したB子は、隣の椅子に大きな紙袋をどん、と放った。

 

「異常な愛」に気が付かない

B子と彼は仕事の取引先で出会った。そのころ、彼女は夫の浮気が原因で離婚したばかりで軽いうつ状態を患っていて、それを親身になって励ましてくれたのが彼だった。

彼が結婚していることはわかっていたが、弱っていたB子は彼の親切心をはねのけることができなかった。

そして、

「正直、既婚者なら逆に大丈夫って勘違いしていたんだと思う」

一番身近な異性である夫に裏切られたことが、B子の心を大きく傷つけていた。慰謝料から逃げようとする元夫に念書を書かせるため調停まで開き、男の醜さを底まで味わったB子にとって、既婚者でありながら自分のことを気にかけてくれる彼は、とても純粋に見えた。

今日の運勢

おひつじ座

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何かとガマンすることの多い日。ストレスがたまりそうだけれど...もっと見る >