2018/01/28 17:30

出会い系の既婚者でもいいから、自分を求めてほしかった【不倫の精算 11】

数年前から目にしているニットにくたびれたバッグ。アクセサリーの類も身に着けず、メイクをしなければ年齢より老けてみえることも多いK子は、決して華やかな雰囲気ではない。彼女が出会い系を使い、既婚の男性とばかりホテルで情事を楽しんでいるなど、恐らく誰も想像ができないだろう。

「あー、疲れた」

ぱん、とスマホをテーブルに置いて、K子は伸びをした。

「今日はどこのホテル?」とつい茶化すように言ってしまったが、K子は平然とした顔で「川沿いの、改装したあそこ」と返した。

「ていうか、バレてる?」と笑うK子に「あのさぁ、せめてファンデーションくらい直しておいでよ」と思わず本音が漏れる。

えー、面倒くさい。そう言うとK子はさっき置いたばかりのスマホにまた手を伸ばした。普段から使っている出会い系のアプリを開いてメールボックスをチェックする姿は、すっかり見慣れたものになっていた。

K子に頼まれていた小説を渡しながら、「まだやってるの?」と尋ねると、

今日の運勢

おひつじ座

全体運

何かとガマンすることの多い日。ストレスがたまりそうだけれど...もっと見る >