2019/06/12 17:11

【ここまで進んだ最新治療】難病・潰瘍性大腸炎に効果「便移植療法」 腸内細菌環境リセット、7割が改善

大腸内視鏡を使って便を移植する(夕刊フジ)
大腸内視鏡を使って便を移植する(夕刊フジ)

 慢性的に原因不明の難治性の腸炎が持続する「炎症性腸疾患(IBD)」。潰瘍性大腸炎とクローン病に代表され、完治する治療法がない難病に指定されている。近年は新薬の登場で症状(下痢、腹痛、血便)のコントロールが飛躍的に向上したが、なかには無効例や副作用で治療を続けられない人もいる。

 そこで副作用の少ない根本的治療が求められており、その候補の1つが「便移植療法」。国内でもいくつもの医療機関で医師主導の臨床研究が行われている。どんな治療法なのか。2014年から臨床研究を開始した順天堂大学医学部付属順天堂医院・消化器内科の石川大准教授が説明する。

 「人の腸内には1000種、100兆個以上の細菌が住んでいます。IBDなどの腸疾患の患者さんは、その腸内細菌の種類や数などのバランスが乱れていることが分かっています。便移植療法は、健康な人の便を患者さんの腸内に移植します。バランスの整った腸内細菌の塊(健康な人の便)を移植することで、患者さんの腸内細菌の乱れを抑制できる可能性があるのです」

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