2017/09/10 17:45

あんなに優しかったのに…怒りを抑えられない高齢者の心の闇

年をとると、イライラして当り散らしたり、愚痴っぽくなったりするお年寄りがよく見られます。老年期の人が抱える思い、そして周りができる支えについて考えてみましょう。
年をとると、イライラして当り散らしたり、愚痴っぽくなったりするお年寄りがよく見られます。老年期の人が抱える思い、そして周りができる支えについて考えてみましょう。

不満を抱えたお年寄りをよく見かけませんか?

町に出ると、イライラしたお年寄りが店員を叱り飛ばしたり、マナーの悪い人を怒鳴ったりする様子を見かけます。反対に、「私なんてもう、何の役に立たないから・・・・・・」などと、愚痴めいたことを口にするお年寄りもよく見かけます。

怒りっぽい人は、何かの刺激を受けると冷静さを失い、感情をぶつけずにはいられないような心境に見えますし、愚痴っぽい人は、何度励ましても言葉が心に浸透せず、不満のベールに覆われているように見えます。

こうしたお年寄りも、以前は冷静で大らかな人だったり、ほがらかで明るい人だったのかもしれません。それなのに、老年期になると怒りっぽくなったり、愚痴っぽくなったりするのは、どうしてなのでしょう?

「喪失体験」にたびたび遭遇する老年期

老年期はさまざまな「喪失」を体験する年代だと言われます。

たとえば、体力が落ちて若いころのように動けなくなったり、体のあちこちが老化して、病気がちになることは、「身体」の喪失体験です。子どもが巣立ち、パートナーや友人の死に向き合うことは、「人間関係」の喪失体験です。また、仕事を引退したり、子育てから卒業することは、「役割」の喪失体験です。

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