2017/09/16 21:20

JR北海道の「わがまちご当地入場券」が売上好調!しかし、課題も…

JR北海道の「わがまちご当地入場券」が売上好調!しかし、実際に足を運んでみると課題が見えてくる。写真は2位が北海道新幹線の終着駅である新函館北斗駅の「わがまちご当地入場券」。
JR北海道の「わがまちご当地入場券」が売上好調!しかし、実際に足を運んでみると課題が見えてくる。写真は2位が北海道新幹線の終着駅である新函館北斗駅の「わがまちご当地入場券」。

赤字路線を抱えるJR北海道が企画、101種の発売が決定

大幅な赤字路線を抱え、不振に喘ぐJR北海道が、何とか鉄道利用者を増やし、沿線を盛り上げようと企画し、7月20日に発売を開始した「わがまちご当地入場券」。
 
「わがまちご当地入場券」札幌駅。表は駅付近を走る列車の写真、裏が駅周辺の観光地などの写真で構成される
JR北海道が道内の沿線自治体に企画への参加を募ったところ100の市町村すべての協力を得られることになった。これに、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅のある青森県今別町を加え、101の市町村が参加し、各自治体にある駅を一つ選んで101種類の入場券を発売することが決まった。もっとも、準備の都合もあり、すべての入場券を一斉に販売することは叶わず、まずは81駅で販売を開始した。

ふたを開けてみると、夏休みで観光客が道内各地に繰り出したこともあり、予想外の売れ行きで、新聞報道によると8月末までに11万枚近くの売り上げがあったという。関係者は、さぞかし喜んでいることであろう。
 

予想外の売れ行きで8月末には11万枚。売上3位は意外な駅

入場券販売中のポスター
私も、先日、道内を4日ほど鉄道で旅したとき、駅構内に貼られていた「わがまちご当地入場券」発売中のポスターに目が留まり、いくつかの駅で購入してみた。いずれも、表がそれぞれの駅付近を走る列車の写真、裏が駅周辺の観光地や風景、名産品の写真で構成されていて秀逸なデザインのものばかりだった。1枚170円という値段も手ごろなので、訪問記念品として気軽に購入でき、人気なのも頷ける。
 
報道によると、売上の1位は断トツで札幌駅、2位が北海道新幹線の終着駅である新函館北斗駅、3位が何と札沼線の終点となる新十津川だった。
 
新十津川駅
新十津川駅は行き止まりの終着駅で、現在、列車は1日に1本しか発着していない。午前9時28分に始発でかつ終列車でもある列車が到着し、9時40分に折り返していくと次の日まで列車の発着はない。しかも無人駅である。近い将来、廃線の可能性が高いことから今のうちに訪問しておきたいという鉄道ファンが殺到したため販売数が伸びたものと思われる。

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