2017/11/26 20:15

仮病で会社を休むと犯罪になるの?

会社に「風邪ひきました」「熱が下がらない」と嘘をついて休んだことがある人もいるかもしれません。会社に嘘をついたことになりますが、これは犯罪になるのでしょうか?弁護士が検討してみました
会社に「風邪ひきました」「熱が下がらない」と嘘をついて休んだことがある人もいるかもしれません。会社に嘘をついたことになりますが、これは犯罪になるのでしょうか?弁護士が検討してみました

仮病で会社を休むと犯罪になるのか

朝目覚めて「今日会社行きたくないな~」と思い、会社に「風邪ひきました」「熱が下がらない」と嘘をついて休んだことがある人もいるかもしれません。会社に嘘をついたことになりますが、これは犯罪になるのでしょうか?
 

考えられる犯罪その1 詐欺罪

会社に嘘をついているわけですから、詐欺罪(刑法246条)にあたる可能性を考える必要があります。しかし、詐欺罪が成立するためには、嘘をついて、財産的価値のある物または利益を得る必要があります。したがって、会社に嘘をついているものの、それによって物をもらうわけでも利益を得るわけでもありませんので、詐欺罪には該当しません。
 
嘘をついて給料を得たことにはならないの?と感じるかもしれませんが、通常、病気によるお休み(欠勤)がある場合、給料は支給されません(欠勤控除)。したがって、嘘をついて給料をもらっていることにはなりません。
 

嘘の理由で有給休暇を取ってしまった場合は?

では、嘘の理由で有給休暇を取ってしまった場合どうなるのでしょうか。有給の場合、給料が支給されますので詐欺罪になるのでしょうか。
 
これについては意見が若干分かれるのかもしれませんが、私は詐欺罪にならないと考えます。
 
そもそも、有給休暇は従業員の権利であり、理由があってもなくても有給で休むことができます。したがって、有給休暇の取得理由にかかわりなく、従業員が取得を求めるのであれば、会社は原則として休ませなければなりません。したがって、嘘の理由で騙されて休ませてしまったということにならない以上、詐欺罪にならないと考えられます。
 

考えられる犯罪その2 偽計業務妨害罪

次に考えられるのは、偽計業務妨害罪(刑法233条)です。「偽計(人をあざむくこと)を用いて業務を妨害する場合」に犯罪になります。

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