2018/06/21 17:45

なぜ心臓に「がん」はできにくいの?

「心臓はがんにならない」と考えている方は少なくありません。実際には心臓腫瘍は稀に発生しますが、いわゆる「心臓がん」が少ないのは確か。がん・悪性腫瘍発生のしくみの基本を解説した上で、心臓にがんができにくい理由を心臓血管外科専門医ご説明します
「心臓はがんにならない」と考えている方は少なくありません。実際には心臓腫瘍は稀に発生しますが、いわゆる「心臓がん」が少ないのは確か。がん・悪性腫瘍発生のしくみの基本を解説した上で、心臓にがんができにくい理由を心臓血管外科専門医ご説明します

心臓にがん・悪性腫瘍が発生しにくい科学的理由は?

「心臓はがんにならないのですか?」……この質問は患者さんからもよくいただきます。胃がん、大腸がん、肺がん、すい臓がんなど、その他の臓器のがんはよく起こるのに、確かに「心臓がん」という言葉を聞いたことがある方はあまりいないのではないでしょうか。まずはがん発生の基本を簡単に解説した上で、心臓にがんが発生しにくい理由をご説明したいと思います。

そもそもがんとは何か・がん発生のメカニズム

がんというのは、体の「表面」の細胞が悪性化してできるものです。この場合の「表面」というのは、目に見える皮膚だけを指すものではありません。体の中にある管(くだ)、例えば胃腸や肺などもそれぞれ管によって外界と繋がっているため体の「表面」と考えます。そしてこれらの臓器には、しばしばがんが発生します。

要は、体の「表面」にあるために他の刺激を受けやすく、擦れて表面が剥がれたり傷ついたりしやすいのです。そのため、どんどん新たな細胞を作って補っていく必要があります。細胞を新しく補う過程は、既存の細胞をコピーして増やしていくとイメージしてください。その際、時々「コピーミス」が起こり、正常ではない変な細胞ができてしまうことがあります。これらのうまく複製できなかった細胞の中にあるのが「がん細胞」です。

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