2017/07/01 14:00

「僕も犯人が誰なのかわかっていませんでした」東山彰良が新作語る

2015年、台北を舞台にした小説『流(りゅう)』で直木賞を受賞した東山彰良さん。同じく台北を舞台に綴った新作『僕が殺した人と僕を殺した人』についてお話を伺いました。

■ 連続殺人鬼は誰かという謎の背後で描かれる絶対的な友情物語に涙する。

東山彰良さんは5歳まで台北で過ごし、両親とともに福岡に居を移したのは9歳のとき。東山さんにとっての原風景ともいえる台北の廣州街を舞台に『流』を描いたが、

「ここ数年、場所で遊ぶことを覚えたせいか、まだ書き足りなくて(笑)」

『僕が殺した人と僕を殺した人』でも、同じ街を舞台に選んだ。

「中心となる4人の少年たちは、僕の実年齢により近いので、自分が知っている当時の台北を描けると思ったんですね。1984年に13歳という設定なら、17歳だった『流』の主人公・秋生(チョウシェン)が抱いたような恋愛やアイデンティティといった悩みはまだ遠く、より男の子同士の友情の話に終始できると思いました。僕自身は、大好きな友達のために大それたことをした経験はありません。憧れながら手に入れられなかった友情のまぶしさを、物語の中で自分なりに体験してみたかったのかも」

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頭を押さえつけられるような気分で、ややユウウツ。いつも通り...もっと見る >