2018/05/11 23:00

同居介護や近距離介護を選ぶべきではない理由

 親の介護は、誰にとっても大きな問題だ。介護をしている人の10人に1人は40歳未満の現役世代であり、20~30代もいずれは直面することになる。しかし、悩みの種となるのが費用の問題だ。

 介護は何年続くかわからないため、「できるだけ費用を抑えたい」というのが多くの人の偽らざる気持ちに違いない。親が遠距離に暮らしている場合、「呼び寄せて同居介護や近距離介護をしたほうが低予算で済みそう」と考えがちだが、そうばかりとはいえないという。

『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版社)の著者で介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏は、「同居や近居には盲点もある。遠距離介護のほうが費用を抑えられるケースもある」と語る。

●「同居介護が一番の親孝行」は間違い?

 同居介護や近距離介護には、どういう盲点があるのか。まず、太田氏は「“親の孤独感”という見落としがちな問題がある」と指摘する。

「『親と同居するのが一番の親孝行』と思い込んでいる人がいますが、実はそうとも限りません。住み慣れた土地を離れ、友だちも知り合いもいない場所に行くのは、高齢者にとってはかなり大変なことです。介護の現場でヒアリングをすると、それがよくわかります。子どもが『親孝行できている』と満足する一方で、新たな土地になじめずにさびしい思いをしている親が多いのです」(太田氏)

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