2018/05/22 19:00

中高年、ネット上で他人攻撃が過激化のワケ…現実への欲求不満が爆発、違う他人を許せず

 本コラムでは、1回目において「モンスター社員」、2回目において「子ども社員」と、職場を崩壊へ向かわせる典型的な事象について述べてきた。これらに共通している要素がある。「寛容性」の欠如である。3回目となる今回は、職場の崩壊の背景にある、この点について述べていきたいと思う。

●キレて暴れる中高年

 駅員への暴言や暴行というニュースにたびたび触れる。仕事中であって無抵抗の人に対する一方的な暴言や暴行ということで、暗い気持ちになる。こうした暴力行為は、日本民営鉄道協会等の調査によると、若い人たちよりも中高年に多いという。

 本来、社会常識やマナーの手本となるべき中高年が、最もキレて騒いで、暴れてしまっているわけだ。こうした実態を見ると、「最近の若者は……」などと言っていられない状況にあることがわかる。どうして、このようなことになってしまっているのだろうか。心理学において、「欲求不満-攻撃仮説」という理論がある。欲求不満が高まると攻撃行動が喚起されるというものである。言い換えれば、攻撃行動の背景にはなんらかの欲求不満が存在し、欲求不満が強いほど、攻撃行動が誘発されやすいとされる。

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