2019/03/04 12:00

「大阪」のイメージはなぜ“つくられた”のか?知られざるブルジョア文化と大阪弁の真実

 みなさんは「大阪」と聞いて何を連想するだろうか。おそらく、「大阪のおばちゃん」「たこ焼き」「グリコの看板」「吉本新喜劇」「関西弁」などが多いだろう。筆者は、一昨年末にこれらのイメージを胸に大阪に転居した。しかし、実際に住んでみて「たこ焼き」ばかりが大阪のグルメではないし、「大阪のおばちゃん」ばかりが大阪の女性ではないという、当たり前すぎる事実に衝撃を受けた。

 そのような紋切型の大阪論を「つくり物の大阪的イメージだ」と指摘するのが、『大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた』(幻冬舎)著者の井上章一氏だ。なぜ大阪的イメージが広まり、本当の大阪の姿とはなんなのか。建築史家、風俗史研究者、国際日本文化研究センター教授である井上氏に話を聞いた。

●大阪は不当に貶められている?

 本書の中で、井上氏は「大阪のおばちゃん」「大阪はエロい街」「接待は京都で、大阪ではたこ焼きを」といった世の中に出回る大阪論を覆している。一方、京都で生まれ育った井上氏は過去に『京都ぎらい』(朝日新聞出版)で京都の“いやらしさ”を指摘して話題になった。京都に厳しく大阪を擁護しているのは、なぜなのか。

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