2017/09/20 19:45

本場のカルボナーラは生クリームを使わない。世にもリュクスな洋上料理教室

前回でご紹介した「Oceania Cruises(オーシャニア・クルーズ)」での旅。今回私は、モンテカルロを出港し、コルシカ島、サルディーニャ島、ローマ、ソレント、マルセイユ、マヨルカ島、イビサ島、そして最終目的地はバルセロナという10日間の旅を体験しました。

「Oceania Cruises」は、アッパープレミアムとしての値ごろ感にくわえ、洋上のファインダイニングと世界各地の多彩な目的地を巡る旅程が特徴です。「Oceania Cruises」の地中海クルーズは3度目、という人もいたほどの人気。寄港地もバラエティーに富んでいるので、何度でも楽しめるようです。

クルーズの旅の楽しみのひとつに、寄港地のエクスカーション(遊覧旅行)があります。その土地の文化や歴史を知ることができ、私たちの知的好奇心を満たしてくれます。

また旅の醍醐味といえば、その土地の名物料理を食すことですよね。食べ物はその土地の気候や習慣、歴史や文化が反映されているので、さらに深くその土地のことを理解することができます。

「Oceania Cruises」では、インストラクターのシェフに同行して、寄港地の地元マーケットで新鮮な食材を購入できる料理発見ツアーのエクスカーションがあるだけでなく、寄港地毎の食をテーマに、洋上でクッキングスクールが開催されます。これらも、食にこだわる「Oceania Cruises」ならでは。

今回のクルーズ中も、「キャンドルの明かりが灯るビストロ」と題されたフランス料理のクラスや、パスタやクレープ、パエリアの作り方を教えてくれるクラスなど、寄港地にちなんだクッキングスクールが開催されました。クッキングスクールとはいってもお遊び程度、と高を括っていましたが、実際に参加してみてあまりにも本格的な内容に驚きの連続でした。

実践型のクッキングスクールが洋上で!

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まず驚かされたのは、整った設備。クッキングスクールがおこなわれる「カリナリーセンター」では、インストラクターのシェフから美味しい料理の作り方を教わったあと、2人1組の計12組が実際に料理を作ることができるワークステーションが完備されています。

さらに驚いたのは、ほとんどの参加者がカップルでの参加だったこと。参加前から興奮気味な男性に話を聞いてみると、「僕たちはよく2人で一緒に食事を作るんだ。週に数回は、食材が自宅に送られてくるパッケージを利用したりして。アメリカでも食事を作るのは大概は女性だけど、2人で一緒に何かをする、って楽しいだろう」と嬉しそうに語ってくれました。

協力しながら料理をつくる2人組の姿はとってもほほえましいものでした。実際にはほとんど料理を作ったことがないという男性もいましたが、パートナーと一緒に料理を作るのは楽しそうでした。女性同士で参加した2人組も、「私が知っているのと違うわ」なんて笑い合い、笑顔がいっぱいの楽しいスクールでした。

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「Oceania Cruises」は、料理が美味しいことも特筆すべきことのひとつなのですが、その料理の監修は、フランスのド・ゴール元大統領をはじめ、多くのフランス首脳のプライベートシェフをつとめた世界的な名シェフ、ジャック・ペパン氏がしています。

アメリカでは彼の名前を冠した料理番組も多く放送されていました。彼の番組をよく観ていた、という男性は「番組を観ているだけでなく、実際に自分も作ってみれるのって楽しそうだと思った」と言いました。

でも、自分ではほとんど料理を作ったことがないのだそう。「独身だから」とおどけてみせましたが、料理を作ったことのない人もクッキングスクールに参加するのは、ジャック・ペパン氏の影響かもしれませんが、自分が実際にその土地に行き、その土地のことをさらに深く知りたいという好奇心がそうさせたのではないかと思いました。

まさに目からウロコのレシピたち

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今回私が受講したのは「ローマの休日」と題された、ローマの伝統的な料理を作るクラスでした。イースターの休日に、ローマでは仔羊を食べるのが伝統なのだそう。なので献立は、下記のとおりでした。

・ローズマリーとガーリックのラムチョップのグリル

・ローマの北部にあるアマトリーチェ(Amatrice)のパスタ、アマトリチャーナ・ローマの伝統的なパスタ、カルボナーラ、

・リコッタチーズのムース、ローマ発祥のリキュール、サンブーカかけ


その食材が、それぞれのワークステーションに2人分用意されていました。

20170915_cooking_6.jpg包丁の握り方からニンニクやホールトマトのつぶし方、ラムチョップの焼き方や焼き具合まで、まさに本格的なクッキングスクール。シェフが実際に目の前で調理法を見せてくれるうえ、アシスタントも見回ってくれるので、英語に自信がなくても美味しく完成できます。

その中でも一番驚いたのは、カルボナーラ。私の記憶がたしかなら、カルボナーラには生クリームなどをいれます、よね!?

でもローマの伝統的なレシピでは、生クリームを使用しません。実際にローマで食べたカルボナーラは、クリーミーですがクリームの味はしませんでした。でもなぜあんなにクリーミーなのか。それは、油と水を混ぜることで乳化したため、クリームを使ったようなまろやかな味になるのだそうです。

カルボナーラの作り方は、

・まずパンチェッタ(燻製していないベーコン)を脂が溶けだすまでフライパンで熱する。

・室温に戻したタマゴの黄身だけをボールに入れ、すりおろしたパルメザンチーズとペッコリーノチーズ、熱したパンチェッタを脂ごと加える。

・そこにゆでたスパゲティーを、鍋の中からすくうようにゆで汁と一緒に加え混ぜるだけ。

「えっ、そんなに簡単?」と思わず声をだしてしまいました。こんなに簡単に作れるのなら、疲れて帰ってきてもすぐに作れる、なんて喜んでしまいました。

その他にも沸騰直前まで熱した牛乳にレモンを絞っただけで簡単に作れるリコッタチーズで作るデザートなど、まさに目からウロコのレシピばかり。

参加者は、「パスタをゆでるにはどれぐらいの塩が必要か?」とか「パスタをゆでる際にはオリーブオイルを入れないのか?」など、初歩的ですがパスタの核心にせまる質問をするなど、真剣にレクチャーを受けていました。

先述の独身男性は、「僕は化学者なんだけど、料理を化学的に考えるなんて思ってもみなかったから、とっても興味深かったよ」と満足気でした。他の女性も「私の祖母はイタリア系でよくイタリア料理を作ってくれてたんだけど、ちゃんと教わらなかったから今日はとってもためになってよかったわ」と喜んでいました。

2018年9月14日から(リスボン~ローマ、10泊)のRivieraのクルーズに、ジャック・ペパンが乗船します。特別に考案されたメニューで、レクチャーを受けられる、またとない機会になりそうです。

旅先でその土地の料理を学ぶ、なんて贅沢な旅なんでしょう。

Oceania Cruises 日本事務所

電話: 03-4580-9293
公式サイト: http://jp.oceaniacruises.com
※指定の旅行代理店でも予約可能

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