2018/02/02 12:01

キャリアコンサルタントが伝授!就活の専門家から見た「面接の極意」

就活生の誰もが受かりたい!と切に願う面接。今回は就活の専門家であるキャリアコンサルタントが、面接官に良い印象を持ってもらうために知っておきたい「面接の極意」を身だしなみから質問の対応に至るまで幅広く紹介します!

キャリアコンサルタントが伝授する面接の極意(1)身だしなみやマナーは最低限の条件

身だしなみやマナーは就活の面接において重要なポイントです。服装や態度が乱れていると、企業の採用担当者に失礼ですし、印象も悪くなってしまいます。ここでは具体的にどのようなことに注意すればいいかご紹介します。

スーツについて

ポイントは清潔感を意識することと、バランスを整えることです。採用担当者の印象を悪くしないためにもこの2つは押さえておきましょう。

<清潔感を保つためのチェック項目>
・シワ、汚れ、ほつれがないか
・しつけ糸やタグがついたままになっていないか

<バランスを整えるためのチェック項目>
・体型に合っているか(スーツと体型のバランス)
・カラー、デザインは企業の風土と合っているか(デザインと企業のバランス)

色は黒や濃紺など暗めの落ち着いた色であれば基本的には問題ないでしょう。インナーウェアは白など目立たないものが無難です。

▽スーツに関するリンクはこちら
リクルートスーツ[女子]のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
リクルートスーツ[男]のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

その他、身だしなみで最低限注意したいこと

・ひげの剃り残し
・鼻毛が伸びていないか
・つめが伸びていないか
・眼鏡の汚れ
・くつの汚れ

スーツ以外でも上記のものには特に注意しましょう。まずは清潔感を意識することが大切です。

キャリアコンサルタントが伝授する面接の極意(2)ハキハキとした声、堂々とした態度で

面接ではハキハキとした声、堂々とした態度が重要です。声が小さいと自信がないように映りますし、そもそも面接もしづらくなります。ここではハキハキとした声、堂々とした態度で答えるために何をすればいいのか3点確認しておきましょう。

端的に答えるよう意識する

話が長いと、だんだんと声のトーンが落ちていきやすくなります。まずは相手の質問を理解した上で簡潔に答え、そのあとさらに詳しくたずねられたら、具体的に答えるという流れがいいでしょう。短い距離のキャッチボールをする感覚で面接官の話すスピードや声の大きさに合わせるのも大切です。

自信を持って答えられるように模擬面接を繰り返す

不自然に大声を出す必要はないですが、自分がどのぐらい大きい声を出しているのか専門家に確認してもらうと安心です。学校のキャリアセンターや若者向けハローワークなどで模擬面接を受けられるケースも多いので、活用するといいでしょう。

自信を持って答えられるように、どのような質問が来るかシミュレーションしておく

大きな声、堂々とした態度で面接本番に臨むためには面接のシミュレーションを重ねて、自信をつけることが大切です。そこで今回は面接でされる可能性の高い質問例をいくつか紹介します。

面接でされるあらゆる質問は「あなたはどういう人か」という質問に集約されます。なので、なるべく自分らしい答えを納得のいくように伝えることが大切です。自分を形づくるものは多くあると思いますが、たとえば以下のような観点から質問が来ると考えておきましょう。

  • 長所(性格)
  • 長所(能力)
  • 好きなこと
  • 自分のポリシー
  • 経験

これらをもとに過去、現在、未来の時間軸で考えると、いくつか質問がうまれてきます。

  • 長所を活かせた経験は?
  • 長所を今後どう活かしていきたいのか?
  • 今、自信のある能力は?
  • その能力を将来どう活かしていきたいか?
  • 今好きなことは?
  • 将来何をなしとげたいか?
  • うちの企業を志望したきっかけは?
  • 学生時代がんばったことは?

質問の答えを手当たり次第準備するのではなく、個々の質問を整理しながら準備すると、自分を振り返るいい機会にもなり、一貫性のある答えにもつながります。

キャリアコンサルタントが伝授する面接の極意(3)企業研究を徹底的に行う

就活をするうえで企業研究は避けて通れません。就活で企業研究が大切である理由を以下にまとめておきます。

  • どこの企業を受けるか決める際に必要だから
  • 志望動機を考える際に必要だから
  • 受ける企業への愛着を持つために必要だから

言うまでもないかもしれませんが、自分が働こうとする会社を徹底的に調べることは大切なことです。「なぜうちの会社に応募したのか」という質問をされた際に、企業研究が不十分だと満足のいく回答はできないでしょう。調べていくうちにその企業のことがだんだん好きになっていく、というのもよくある話です。この会社で働きたいと強く願いながら面接に臨めるよう、しっかり企業研究を進めましょう。

ではその企業研究において、どのように情報を集めればいいのでしょうか。企業研究に役立つ情報源をご紹介します。

企業のホームページ

企業のホームページを確認することは絶対に必要です。ただ、膨大な量の情報が載っていてどこから見たらいいか迷ってしまう人も多いでしょう。まず、その企業が提供している商品やサービス概要を確認し、どのようなビジネスを行っているかを知ることが大切です。採用ページでは商品やサービスの情報がコンパクトに掲載されていることも多いので、そこを優先的に確認するといいでしょう。

就活サイト

企業へのエントリーなどができる大手就活サイトに企業情報がある場合は、そちらもコンパクトに情報がまとまっているので、早い段階で確認すると全体像の把握がしやすくなります。

OBOG訪問

働いている人の生の声を聞きたい場合はOBOG訪問が一番です。人事部などの採用担当者にたずねるのもいいですが、本音を言いづらく、生の声とかけ離れているケースもあるので、大学の先輩などのツテを使って若手社員の方に話を聞くのがいいでしょう。

企業の説明会

一番気軽に企業の社員の話を聞けるのは企業の説明会です。志望動機をどうやって作ればいいか考えながら説明会に臨むと、さらに集中して説明を聞けるはずです。

インターンシップ

就業体験であるインターンシップは1日で完結するものから、数ヶ月におよぶものまで幅広くあります。実際に自分で働いて、職場の雰囲気や仕事を体感したい場合はオススメです。

書籍

企業によっては創業者が書いた本などが出版されているケースがあります。また、就活生用の企業研究本が出版されていることもあるので、志望度の高い企業であれば特に確認するといいでしょう。

また、企業研究と同時に業界研究も大切です。その業界のなかで志望する企業が、どのようなポジションにいるのかチェックする必要があるからです。上から目線で話すことは厳禁ですが、その企業の課題がわかっていると、上手なアピールにもつながります。面接官にこの人と一緒に働きたいと思ってもらえるように、自分の長所・強みを絡めながらその企業が持つ課題解決の一端を自分なら担えるというアピールをするといいでしょう。

キャリアコンサルタントが伝授する面接の極意(4)回答には一貫性を持たせるところと持たせないでいいところがある

面接の回答では一貫性のあったほうがいいところと、一貫性を意識しすぎないほうがいいところがあります。具体的に確認していきましょう。

一貫性を持たせるべきところ:将来について(将来のビジョンや志望動機など)

一貫性があったほうがいいと考えるのは将来について話をするときです。自分がどのような人生を送っていきたいのか、どのような企業で、どのように働いていきたいのかという点がぶれているとマイナスの評価につながりかねません。
たとえば「うちの企業を志望した理由は?」といった質問と「将来なしとげたいことは?」といった質問でかけ離れた回答をしてしまうのはよくありません。企業と働く人の間でミスマッチが生じると互いが不幸になりかねないので、合否にも大きく影響します。

一貫性を意識しすぎないでいいところ:過去や現在のことについて(がんばった経験自分自身の長所、好きなことなど)

過去や現在のことに関しては、一貫性を意識しすぎないほうがいいでしょう。なぜかというと、1人の人間はいろいろな要素があって当然ですし、好きなものや得意なこと、経験が多い人はそのぶん魅力的に映りやすいからです。一貫性を意識しすぎて縮こまった内容にならないように注意するのがいいでしょう。たとえば野球サークルの活動をがんばったからといって、趣味も野球と書く必要はありません。いろいろなことに興味を持る人や、いろいろな長所を持っている人は魅力的だと理解しておきましょう。

▽面接に関するリンクはこちら
面接うかりまくりのコツのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

キャリアコンサルタントが伝授する面接の極意(5)過剰な自己アピールはNG!

面接において過剰な自己アピールはよくありません。アピールしたいことがたくさんあったとしても、話が長くならないように注意しましょう。話が長くなると、覚えてきたことを一方的に話しているという印象を面接官は抱きがちだからです。

面接では会話のキャッチボールを意識して、聞かれたことに端的に答えることが大切です。自然な会話のなかでこそ人間性が伝わるので、自分をよく見せようとするよりも、会話のキャッチボールのなかで自分はどのような人間か知ってもらうように心がけましょう。

過剰な自己アピールの例

面接官:学生時代、一番力を入れた課外活動は何ですか?
受検者:私が、学生時代一番力を入れたことは野球サークルでの活動です。最初は試合ができる人数が集まらなかったんですが、最終的にはチーム内で試合ができるぐらいのメンバーを集めました。私は主将として……、合宿では……
面接官:(覚えてきたことを一方的に話しているだけだし、もう続きをきくのいいや…)

適切な自己アピールの例

面接官:学生時代、一番力を入れた課外活動は何ですか?
受検者:私が、学生時代、一番力を入れたことは野球サークルの活動です。私は主将としてメンバー集めにも力を入れて、サークル内での野球以外の交流も増やすことができました。
面接官:サークル内での交流はどのようなことをやったんですか?

このように話は短めにして、自然な会話になるよう心がけましょう。実際、採用担当者のなかには「面接官と会話ができるか」という点を選考通過のポイントに挙げる人もいますよ。

準備不足で後悔しない!事前にできることはしっかりと行う

身だしなみを整えること、自分の個性を納得のいくように伝えられるように自己分析を重ねること、自信を持って答えられるように面接のシミュレーションをしておくこと、など面接前にできることはたくさんあります。準備不足で後悔をしないためにも、今からでもスタートをきりましょう。

関連リンク

大学就職課、就職コンサルタントのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
面接うかりまくりのコツのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。

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