2018/01/26 18:00

野生動物を狩る“トロフィーハンティング”の実態! キリンが解体される現代のモンド映画『サファリ』

 これは現代の首狩り族の物語だ。現代の首狩り族は肌がとても白く、高性能ライフルを持ち歩き、シマウマやヌーといった野生動物を見つけては安全な距離から仕留めてみせる。野生動物の死体を前にした記念写真を誇らしげに撮った後は、束の間の休暇を終えて遠い母国へと帰っていく。戦利品となる野生動物の首や剥ぎ取られた毛皮は、現地人によってきれいに加工され、後ほど輸送されるか、現地にて保管されることになる。ハンティングを主宰する白人オーナー宅は、野生動物たちの剥製ですでにいっぱいだ。ドキュメンタリー映画『サファリ』は、裕福な欧米人たちの高貴な趣味である“トロフィーハンティング”の実態を明らかにしていく。

 アフリカの草原に棲息するライオンやキリンなどの野生動物は狩猟が禁じられていると思いきや、それはかつて狩りを行なうことで生活の糧としていた地元住民に対してのみ。バカンスに来た欧米人たちが数百万円もの料金(動物の希少度によって料金は変動)を支払えば、狩猟は合法的に許可される。狩猟地帯では白人ガイドが付きっきりで獲物となる野生動物を探し、撃つ場所や引き金を引くタイミングまで教えてくれる。しかも、客が仕留めた瞬間、「やった! 大物だ! あんたは誇りだ!」とヨイショまでしてくれる。生きた標的を倒した客は恍惚感に酔いしれ、その間にも白人ガイドの助手をしている地元スタッフが雑草を刈り、死体を動かし、記念写真が撮りやすいように整える。ヌー、ウォーターバック、シマウマたちが次々とトロフィーハンティングの餌食となる。カメラはその様子を淡々と映し出していく。

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