2018/05/06 18:00

映画じゃけぇ、何をしてもええんじゃ!! 男根から真珠を取り出すシーンが強烈すぎる『孤狼の血』

 森林浴ならぬ、人間浴はいかがだろうか。せっかく人影もまばらな森や山できれいな空気を吸っても、街に戻ればストレスの多い人間関係に悩まされてしまう。それならいっそアクの強い人間たちにもみくちゃにされ、免疫をしっかりつけておきたい。最新の“人間浴映画”としてお勧めしたいのが、役所広司&松坂桃李主演作『孤狼の血』。実録犯罪映画『凶悪』(13)や『日本で一番悪い奴ら』(16)で注目を集めた白石和彌監督が、東映ヤクザ映画へのオマージュをたっぷり注いだ激熱作品となっている。登場人物は男も女もみんなワケありで、人間くさいキャラクターばかり。劇場を出るときは、きっと誰もがタフガイを気取って、歩道の真ん中を闊歩したくなるはずだ。

 本作の時代設定は、まだ暴対法が施行されていなかった昭和63年(1988)。深作欣二監督が撮った実録ヤクザ映画の金字塔『仁義なき戦い』(73)と同じく広島が舞台。柚月裕子の原作小説では広島県呉原市という架空の街となっているが、映画のロケ地は『仁義なき戦い』にあやかって呉市で行なっている。菅原文太、松方弘樹、金子信雄、田中邦衛、梅宮辰夫らが人間くささを競い合った『仁義なき戦い』シリーズや『県警対組織暴力』(75)の世界を現代に蘇らせようという試みだ。

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