2019/02/03 10:45

幸せなお金の使い方のコツは「物より事にお金を使う」

「お金」と言えば、いかに貯めるかに注目が集まります。「お金持ちになるための習慣」「お金持ちの家に伝わる10ヶ条」など、多くの人が興味を持つテーマです。 しかし、稼いで貯めたお金は、そのままではお金としての役割を果たしません。使って初めて価値を発揮します。そこで、お金をどのように使うのが有意義であるか考えてみましょう。 

お金は欲求充足に使われる

空腹時には、食べ物にお金を使うことで食欲が満たされます。お腹一杯になるまで食べれば、満足感に浸れます。単にお腹を満たすためだけなら、食べられさえすればどんなものでもよいでしょう。
 
しかし、人は常に同じものでは飽きてしまうので、これまでと変わったものや、より美味しいものに関心が移ります。すると、以前に比べ金額は高くなるでしょう。食欲は「生理的欲求」であり、いわゆるマズローの欲求5段階説上、最も低次の欲求とされています。
 
欲求5段階の2番目は「安全の欲求」で、身の安全や身分の安全などが含まれます。人権といったものが入りますが、日常生活では守られて当然の状態ですから、自らお金を払って求めている感覚は薄いでしょう。例えば、住居の安定性はお金によって差が生じます。
 
欲求は低次が満たされると、高次に向かいます。3番目の「社会的欲求」では、家族や仲間、社会など、人とのつながりを求めます。友達を作るにはそれほどお金はかからないでしょうが、婚活にはお金がかかるかもしれません。
 
4番目の「承認欲求」は、他者から認められたい欲求です。資格や肩書き、賞などを求めます。自己顕示欲を満たそうとすれば、限りなくお金を必要とします。
 
5番目の「自己実現欲求」は、自分の能力を引き出し、創造的活動をしたい欲求です。他人と比較することがなく、自分の基準で満足度を測るので、多くのお金を必要としないでしょう。
 
自分の欲求を理解し、その欲求を満たすだけなら、それほどのお金を必要としないものです。他人と比べ、先入観に囚われることから、求める額が増加すると思われます。
 

物より事にお金を使う

高度経済成長期では、働くことで収入が増え、大型家電製品やマイカー、マイホームにお金が費やされました。数多くの物を所有することで豊かさを感じ、満足感も得られました。
 
しかし、時の経過とともに物は傷つき壊れ、モデルチェンジにより旧型製品は陳腐化します。どんなに高価で憧れの物でも、初めて手にした満足感はやがて低下します。誰かが同じものを持っているとわかると、高揚した気分もしぼんでいきます。
 
世界に1つだけの物はほとんどありません。一方、これまで経験した出来事は、世界にたった1つしかない出来事になります。同じ時間と場所で得た出来事でも、感動は人それぞれ異なります。自分だけの出来事です。手に持ったり他人に見せたりできませんが、自分の中で輝きを失いません。
 
人生最後に後悔の言葉を残すとしたら、きっと取得できなかった物ではなく、経験できなかった事になるでしょう。
 
執筆者:手塚英雄(てづか ひでお)
有限会社テヅカプラニング 代表
CFP(R)認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士 証券外務員
 
関連記事
■お金が貯まる家計簿を作るコツとは
■“お財布”で幸せを呼ぶための、たった1つのやるべきこと
■「お金のためにどんな仕事でも続ける」お金に振り回される生活からの脱却
 

今日の運勢

おひつじ座

全体運

忍耐強くいこう。今日は動くよりも待つ方にツキがあり。またジ...もっと見る >