2019/02/19 07:47

法定相続人の範囲と順位。まず配偶者と第1位の子

配偶者は別格、子が第1位 亡くなった人(被相続人)に配偶者と子がいると、相続は容易に確定します。配偶者は常に法定相続人で、子が法定相続の順位の第1位だからです。配分は、配偶者が2分の1、子が2分の1となります。子が何人か […]

配偶者は別格、子が第1位

亡くなった人(被相続人)に配偶者と子がいると、相続は容易に確定します。配偶者は常に法定相続人で、子が法定相続の順位の第1位だからです。配分は、配偶者が2分の1、子が2分の1となります。子が何人かいる場合は、子に与えられた分を、その人数で均等したものが法定相続分となります。
もし子が亡くなっていると、子の子すなわち孫が、子の分を相続します。これを「代襲相続」といいます。配偶者が亡くなっているときは、子が全額相続します。配偶者も子のどちらも亡くなっているときは、孫が全額相続します。
子については、実子は当然ですが、養子であっても相続権はあります。まだ生まれていない胎児にも相続権があります。前妻の子や認知した非嫡出子も同様です。最近では、相続対策の養子縁組がみられます。相続人を増やし、多額の相続財産を有効に分配する手段として、また相続人が存在しなくなることを防ぐ手段として、活用されています。
婚姻関係がない内縁の妻には、相続権はありません。また認知されていない非嫡出子、再婚相手の連れ子、離婚した前配偶者にも相続権がありません。

* 同一順位の相続人が複数いるときは、相続割合分を人数で等分。

父母が第2位、兄弟姉妹が第3位

もし子や孫もいない場合、亡くなった被相続人の父母に相続権が生まれます。相続の順位でいうと、父母が第2位になります。配偶者が3分の2、父母が3分の1の配分です。父母が亡くなり祖父母が存命のときは、祖父母に相続権が移ります。もともと被相続人に子がおらず、配偶者も亡くなっているときは、父母または祖父母が相続します。
配偶者以外に、第1位、第2位に該当する親族がいないときは、被相続人の兄弟姉妹に相続権が生まれます。この順位が第3位となります。法定相続の割合は、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1となります。配偶者もいない場合、相続財産を、第3位の兄弟姉妹(いない場合は甥・姪が代襲相続)が人数に応じて等分します。
相続の権利があるのはこの第3位までです。これ以外の親族は相続権がありません。もし権利をもった親族がいない場合は、その遺産は国庫のものになります。
 
執筆者:黒木達也(くろき たつや)
経済ジャーナリスト
監修:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
相続診断士
 
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