2017/12/06 17:00

「オカルトネタの95%がガセ」だと主張する山口敏太郎の奇妙な睡眠体験

UFO、心霊、超能力など幅広い分野のオカルトを研究し、その成果を多数の書籍やメディアで発表してきた山口敏太郎さん。テレビ番組『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル(※)』などで活躍し、いまやオカルト番組には欠かせない存在です。そんな山口さんに奇妙な夢見体験や、心地よい眠りを手に入れるためのちょっとミステリアスな眠り方についてお話を伺いました。
※()はマル、以下同

目次

  • 1.オカルト少年に“現実”を突きつけたものは、プロレスだった!?
  • 2.5%の本物を求めてライターに 転機となった伝説のオカルト番組出演
  • 3.実生活にもオカルトが浸透!? オカルト研究家ならではの睡眠怪奇体験
  • 4.眠れない夜は、あらゆるアイテムをフル活用!

オカルト少年に“現実”を突きつけたものは、プロレスだった!?

オカルトにハマったきっかけについて語る山口敏太郎さん

――どうしてオカルトに興味を持つようになったのですか?
 
「1968年に放送された水木しげるさんのアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』がきっかけです。当時子どもたちのあいだでは、あらゆる妖怪が描かれた絵本『妖怪図鑑』が大人気で、そのころ3〜4歳だった僕も妖怪の世界に惹きつけられていました。さらに1973年に五島勉さんの『ノストラダムスの大予言』が出版されたり、1974年にユリ・ゲラーが来日してスプーン曲げブームが起きたりと、70年代にはオカルトブームも起こりました。当時は、誰もがオカルトに夢中になっていて、僕も当たり前のようにオカルトにハマっていったんです」(山口さん)
 
――当時、オカルトは「娯楽」として広く親しまれていたんですね。
 
「そのころは、娯楽というより、オカルトは“事実”と考えられていたんです。大人でさえも、『超能力は実在する』『ノストラダムスの予言通り、1999年7月に人類は滅亡する』などと信じ込んでいましたからね。僕もオカルトを完全に信じ込み、恐怖を感じていました(笑)」(山口さん)
 
――全てのオカルトが事実ではない、と気付いたきっかけは何ですか?
 
「高校生のころにプロレスを観戦して、真剣勝負に見せた“やらせ”があるということに気づいたんです。『この技は相手に協力してもらわないとかからない技だな』と。それをきっかけに、オカルトにも同じことが言えるのではないかと思っていろいろ調べてみたんです。すると、やはり捏造(ねつぞう)されたものもあることがわかりました。さらに調査を続けるため、オカルト研究に関するライターになって調査を進めていくと、インチキがとめどなくあふれてきたんですよね(笑)。いまは世に広まっているオカルトネタの95%はインチキだと思っています」(山口さん)
 
オカルトの95%は嘘!? それも驚きですが、気になるのが 山口さんをもってしても認めざるを得ない“5%の真実”。続いては、その5%の真実について迫ります!

5%の本物を求めてライターに 転機となった伝説のオカルト番組出演

伝説の番組出演について語る山口敏太郎さん

――オカルトの95%はインチキでありながらも、残りの5%には真実があると考えていらっしゃる理由は何ですか?
 
「実際に自分の目で見たことがあるからです」(山口さん)
 
――オカルト体験をされたんですね?
 
「僕が10歳のころ、小学校のグラウンドでクラスの女子がお遊戯をしていたときのことです。男子は見学していたのですが、空にアドバルーンでも飛行船でもない、真ん中に窓のようなものがついた物体が浮かんでいるのを発見しました。2kmくらいの長さで、山のように巨大なものでした。しかし、不思議なことに、男子は全員見えていたのに、先生には見えていなかったようなのです。みんなでおかしいと言い合っていたら、突然それがブルブルと振動しながら回転しはじめ、やがて見えなくなりました。数十年経ってから、YouTubeで動画を探していたら、同じ物体を見つけました。いま思うと、あれはUFOだったのかもしれません」(山口さん)
 
――実体験があるからこそ、UFO肯定派としての考えも持ち合わせていらっしゃるのですね。2006年に放送された 伝説のオカルト番組『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル』では、オカルトについてかなり白熱した論争がお茶の間に流れていたのが印象的です。そもそもなぜ出演することになったのですか?
 
「当時、僕は出版社でフリーライターとして雑誌制作を手伝っていたのですが、番組からオカルト否定派として有名な大槻教授に立ち向かえる人はいないかと、出演のオファーがあったんです。僕は編集長の後押しによって、出演することになりました。ただ、無名のライターでは論客である大槻教授の足元にも及びません。そこで、打ち勝つ方法として、『こう言われたら、こう言い返す』と何個も作戦を練っておくことにしたんです。教授の本を30冊以上も読み込んで、ばっちり備えていたので、番組では大槻教授を論破することができました」(山口さん)
 
――念入りな下調べのもと、あの激しい論争が繰り広げられたのですね。番組に出演したことで、何か反響はありましたか?
 
「そうですね、他番組から出演のオファーが殺到し、オカルト研究家としての引き合いは一気に増えました。実は、『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル』の収録のとき、自分では『これでテレビにはもう出られないかな』と感じていたんです。あまりに議論が白熱しすぎて、収録中にディレクターからスタジオの外に引きずり出されそうになったくらいですから。でもそのとき、MCのビートたけしさんが『こいつを止めるなら、俺は帰る』と言ってくれたので、心置きなく全力で戦うことができました。とにかくそのときは『よし、伝説になってやろう!』という思いが強かったです。結果として出られなくなるどころか、オファーが増えたわけですから、思い切ってやってよかったですね」(山口さん)
 
――決死の覚悟でのぞんでいたんですね。山口さんはそのずっと前にも、思い切った行動をとったことがあるそうですが…。
 
「オカルト研究家としてやっていくには、まじめに研究しているだけだと商売にはなりません。だから、20年ほど前に“オカルトはエンターテイメントだ”と提唱し始めたんです。それから地道な活動が実になってきたこともあって、世間の反応も変化しました。人々に恐怖心を与えていたオカルトが、“楽しいもの”としてとらえられるようになってきたんです。僕の仕事の幅も広くなってきて、2016年にはテレビ番組『マツコの知らない世界』に出演しました。そのとき、心霊ビジネスの裏側について解説したことで、 “インチキビデオの作り方”などのオカルトネタで人々を楽しませる仕事を掘り起こしてもらえました」(山口さん)
 
どの分野でも名を成すためには、新しいことを行うことが欠かせない、という山口さん。もの怖じしない姿勢は、オカルトに遭遇したときも変わらないそうです。

実生活にもオカルトが浸透!? オカルト研究家ならではの睡眠怪奇体験

幽霊との遭遇について語る山口敏太郎さん

――オカルトについて研究していて、普段の生活に影響が出ることはありますか?
 
「何年か前、妻とバンコクに行ったとき、ホテルで幽霊を目撃しました。僕と妻のベッドのあいだに、白人のおばあさんが立っていたんです。僕はおばあさんが寝ぼけて部屋に入り込んだのかもしれないと思い、『ここは僕の部屋ですよ!』と注意したら、向こうも『ここは私の部屋よ…』と困惑した表情でこっちを見てくるんですよ。お互いに顔を見合わせて驚いていたら、おばあさんは足の方からすーっと消えていき、やがて見えなくなりました」(山口さん)
 
――すごい! やはり夜は、そういった奇妙なできごとが起こりやすいのですか?
 
「怪談ライブで披露するための『四谷怪談』の脚本を書いていて、なかなか寝付けなかった夜に不思議な体験をしました。眠ろうとしたら、意識はあるのに身体が動かなくなる『金縛り』になったんです。すると、顔が髪で覆われた女が足元から這い上がってきたので、僕はきっと四谷怪談に出てくる幽霊“お岩さん”なのだと思いました。女の顔が見えそうになったときに『台本を書くのはやめるから、許して』とお願いしたら、すっと姿が消えて…。これはお岩さんの呪いだったのか、それともただの幻覚だったのかはわかりません」(山口さん)
 
――山口さんはこうした不思議なことをいくつも経験したり、解明したりしてきたと思いますが、いま一番興味のあることは何ですか?
 
「“魂の存在”に興味があります。立花隆さんが書いた本『臨死体験』によると、意識を失っている患者が、自分を見舞いに来た人など身の回りで起こった出来事を認識していたそうなんです。このことから肉体とは別に記憶などを司る精神世界というものが存在するのではないかと考えています。他にも、夢にも興味があります。いずれ現実で見ることになる風景をあらかじめ見る『予知夢』や、他人の記憶を覗いているかのようにリアルな夢など、研究しがいのある不思議なことが多いですよね」(山口さん)
 
山口さんの研究範囲は、睡眠にも及んでいるそう。そもそも、実は睡眠環境にもオカルト研究家ならではの少し独特なこだわりがあるようです。

眠れない夜は、あらゆるアイテムをフル活用!

睡眠スタイルについて語る山口敏太郎さん

――睡眠環境には、何かこだわりはありますか?
 
「昔は布団の中が体温によって徐々に温まっていくのが好きでしたが、いまは布団をかけないで眠る方が好きになりました。とくに夏場は、朝起きるとマットレスが暑いと感じるほどになっているので、何もかけない方が身体によいのでは? と思ったんです。枕の端に頭を置いて寝るのが好きですね。枕から頭が落ちるギリギリのところです」(山口さん)
 
――それは一体、どのような眠り方ですか?
 
「こうやって、枕のはじに頭を置くんです(下の写真参照)。枕から頭が落ちる寸前が最高に気持ちよく眠れるんですよね。ちなみに、うちの愛犬も同じように眠るのが好きみたいです(笑)」(山口さん)

枕のはじに頭を置いている山口敏太郎さん
――寝付きはよいほうですか?
 
「ベッドでは芝居の台本や小説のストーリーなどを考え込んでしまうせいか、寝付くまでに1時間半かかります。昔は、朝の4時まで仕事をしても10時には起きていましたが、いまは8時間ほど眠らないと身体がもたないとわかり、寝付きの悪さを改善する必要があると思っています」(山口さん)
 
――寝付き改善のために何か工夫はしていますか?
 
「いろいろと試していますよ。例えば、電気お灸を足に当てると、全身が温まってきて眠りに落ちやすくなります。また、酸素注入器を吸って脳に酸素を送り込むと、疲労物質が流れてスッキリするのか、30分くらいで眠れるようになるんです。他にも、首元にマッサージローラーを当てるなどして工夫しています。これらを全て同時に使用するときもあるので、サイボーグみたいな状態になるときもありますよ(笑)」(山口さん)
 
幽霊との遭遇、金縛り経験などのエピソードを持ち、睡眠環境もちょっと個性的だった山口敏太郎さん。プロレス観戦での“やらせ疑惑”の発見をきっかけに、オカルト研究でも己の目や耳を頼りに真実と向き合ってきました。こうして好きなものに真摯に向き合う姿勢は見習いたいですね。

【眠りの黄金法則】

  • 枕を自分にとって心地よいと感じる位置に置いて眠る
  • 身体の変化に応じて、自分にとってベストな睡眠時間を見つける
  • 寝付きが悪いときは、快眠アイテムをフル活用

【ウィークデーの平均睡眠時間】

  • 8時間

【睡眠タイプ】

  • 快眠アイテムを活用し、入眠。オカルト同様、気になったものはとことん研究するタイプ
山口敏太郎さんのフミナー度は『35%』、いま一歩よい眠りがとれていないようです。
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山口敏太郎さん
山口敏太郎さん
1966年7月20日生まれ。オカルト研究家、超常現象研究家、ライター、株式会社山口敏太郎タートルカンパニーの代表取締役。これまでUFOや超常現象などにまつわる多数の書籍やDVDを発売している。著書は『超常現象のつくり方』(宝島社)、『人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた』(KADOKAWA)など。

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