2018/03/14 17:00

美人ライダー武田和佳が明かす、試合中の集中力の高め方

ご実家はサイクルショップで2歳から自転車に乗り始め、現在は自転車競技の「シクロクロス」を中心にご活躍されている武田和佳さん。2016-2017シーズンにはシクロクロスの国内ランキングで1位に輝き、2016年からはマウンテンバイク選手権にも挑戦するなど、精力的に活動中です。今回はそんな武田さんに、シクロクロスという競技、徹底的に管理しているという私生活、今後の目標などについて伺いました。

目次

  • 1.自転車を担いで走る!? 武田さんが挑む「シクロクロス」とは?
  • 2.オフシーズンはなし! エンドレスな戦いに臨むための自己管理術
  • 3.実は心配性!? 美人ライダーのメンタルを支える呼吸法
  • 4.家族の支えでさらに高みへ…目指すはワールドクラス

自転車を担いで走る!? 武田さんが挑む「シクロクロス」とは?

自転車競技を始めたきっかけについて語る武田さん

――自転車競技を始めたきっかけは、サイクルショップを営んでいるご実家の影響が大きかったのでしょうか?
 
「そうですね。父は自転車好きが高じてサイクルショップを開いた人で、母はトライアスロン選手でした。自転車が身近にある環境で育ったので、私も2歳のころから自転車にまたがっていました。兄弟姉妹でキッズレースに出場するなど、家族全員が自転車一色の生活を送っていました」(武田さん)
 
――自転車が常に身近にあったんですね。自転車競技を始めたのはいつごろですか?
 
「競技を始めたのは、高校で自転車競技部に入ってからです。中学のときは、思春期ということもあって、一度自転車から離れていました。でも、高校に入るとき、やっぱり自転車に乗りたいと思って…。プロとして続けていく覚悟を決め、名門として知られる自転車競技部に入部しました」(武田さん)
 
――高校在学時からプロとしてやっていく覚悟があったんですね…。シクロクロスはいつから始めたのですか?
 
「高校入学当初は、競技場を走るトラックレースや、道路を走るロードレースをやっていました。トラックレースやロードレースは冬がオフシーズンなので、冬場のトレーニングとしてシクロクロスを始めたんです。そこでシクロクロスの魅力にハマって、高校2年生のころから本格的に始めることになりました」(武田さん)
 
――シクロクロスという競技に馴染みがない方のために、どのような競技なのか教えて下さい。
 
「簡単に言えば、自転車の障害物競走です。舗装された道を走るトラックレースやロードレースと違い、自然のままの道を自転車で走り、速さを競います。砂地や芝、ドロ道、凍結している道など、コース状況はさまざま。自転車では走れない道だと判断したら、自転車を担いで走ることもあります(笑)」(武田さん)

競技中の様子

(提供:武田和佳さん)

――担いで走るんですか!? かなりハードな競技なんですね…
 
「もうひとつの特徴が、F1などと同じくピットが用意されていることです。路面の変化に応じて途中でピット・インしてタイヤを変えるなど、臨機応変な対応が求められるので、想像以上に頭と身体を使うタフな競技です」(武田さん)
 
サイクルショップを営む家に生まれ、自転車競技の道に進んだ武田さん。過酷なシクロクロスに挑戦するために、徹底的な自己管理でトレーニングに取り組んでいるんだとか…

オフシーズンはなし! エンドレスな戦いに臨むための自己管理術

自己管理法について語る武田さん

――シーズン中の1日のタイムスケジュールを教えてください。
 
「毎朝6時に起きて朝練をしてから、実家のサイクルショップで働いています。20時ごろまで仕事をして、終業後にジムへいってトレーニングするので、帰宅は遅いと23時ごろになりますね。忙しくても睡眠時間を確保するために、23時〜24時には寝るようにしています。いつも同じ朝6時に起きているせいか、アラームが鳴る前に目が覚めることもありますね」(武田さん)
 
――就寝時間と起床時間以外に、睡眠で気をつけていることはありますか?
 
「アプリを使って睡眠を記録しています。眠りの時間や深さなどを記録できるほか、日記をつけることもできるので、その日の行動と睡眠の質の関係をメモしています。そうすると、『ハードなトレーニングをした日はよく眠れるな』とか、『マッサージを受けた日は快眠だな』という傾向がわかるので、レース前にはよく眠れる行動をとるようにしています。それから、アロマオイルを使ってマッサージをしたり、時間があれば少し長めのお風呂に入って、しっかり身体を温めてから眠ったりもしていますね。遠征のときは、環境が変わってもいつもどおりの睡眠がとれるよう、普段使っているアロマオイルやクッションを持ちこみ、自宅での睡眠環境に近づけるようにしています」(武田さん)
 
――年間に、どれくらいの数の大会に出場されているんですか?
 
「シクロクロスのシーズンは10月〜2月ごろまで。そのあいだに12回の大会が開催され、選手はその中から7試合以上を選んで出場します。自分のスケジューリング次第では、毎週大会がある時期も…。しかも、2016年から参加しているマウンテンバイクの競技は、シーズンが3月から11月ごろまで。だから、私にオフシーズンはありません!」(武田さん)
 
――それは過酷ですね…。年間を通して競技に挑むために気をつけていることはありますか?

「レースが終わったら、すぐに次のレースに向けて準備をする必要があるので、直前のレースがどんな結果でもすぐに気持ちを切り替えます。レースの翌日にはよく食べて、よく眠って、しっかり休むことも大切にしています。食事はバランスよく食べるように心がけていて、特に脂質を控えるようにしています。揚げ物は衣を剥いで食べたり、生クリームを使ったものは避けたり…。トレーニングやレースでかなりカロリーを消費するので、目標を達成したときのご褒美でおやつを食べることもありますが、体重の増減は競技にかなり影響するので、普段から気を遣っています」(武田さん)
 
睡眠や食事にもきちんと気を遣い、アスリートとして徹底的な自己管理をする武田さん。ですが、ときにはレース前に眠れなくなってしまうこともあるのだとか…。

実は心配性!? 美人ライダーのメンタルを支える呼吸法

睡眠について語る武田さん

――レース前夜に不安になったりすることはありますか?
 
「緊張よりワクワクするタイプですね。特に、自分が得意なコースのときはリラックスして楽しめます。苦手だなと思うコースだったら、どうコントロールして乗り越えようかな、と考えます。レース前には必ず印刷したコースマップを見て、どこをどう走るか、アクシデントがあったらどうしようかなど、事前に細かくシミュレーションして備えているんです。かなり心配性です(笑)」(武田さん)
 
――さまざまなことを想定して準備されているんですね。心配性が原因で眠れなくなることもあるとか。
 
「レース前日の夜は、準備ができていれば眠れるのですが、不安なことがあると、コースのこと、ライバルのことなどが気になり、眠れなくなってしまうことがあります。そういうときは、温かいものを飲んで身体を温めて、リラックスするようにしています」(武田さん)
 
――睡眠不足のときは、競技にどんな影響があるのでしょうか?
 
「集中力がガクッと下がり、うまく自転車をコントロールできないし、メンタルも後ろ向きになってしまうので、ミスにつながりやすい精神状態になってしまうんです。シクロクロスは臨機応変な判断や対応が必要な競技なので、集中力が落ちてしまうと、かなり悪影響があります。それに睡眠不足だと、肩こりや眼精疲労になりやすくなるので、肉体的にも悪影響がありますね」(武田さん)
 
――睡眠がパフォーマンスの質に直結しているんですね。どうしても眠れないときはどう過ごしていますか?
 
「眠る前にはストレッチをするのが日課なのですが、深呼吸をしながら行うと、リラックスして眠りにつけるんです。レース前に気持ちを落ち着けたいときにもよくやっていますよ」(武田さん)
 
――呼吸でメンタルを整えているんですね。ほかに呼吸を意識することはありますか?
 
「ジムのトレーナーに教わって、トレーニング中にも呼吸法を意識しています。身体の動きに合わせて呼吸をすることで身体の芯から動きが変わり、効果的にトレーニングができるんです。レース中にも少し休めるときは呼吸を深くし、いったん身体を落ち着けて、次の坂道などで踏ん張るための準備をしています」(武田さん)
 
シクロクロスは自転車だけでなく、自分自身の心身も繊細なコントロールが必要な競技。ハードな競技生活を送る武田さんを支えているのは、家族の存在でした。

家族の支えでさらに高みへ…目指すはワールドクラス

今後の展望について語る武田さん

――ご家族と競技について話すことはありますか?
 
「プロになるまでは、家族がピットクルーを務めてくれていたんです。いまでも、両親に機材の相談をすることはありますね」(武田さん)
 
――ご両親とも競技に対して知識があるのは心強いですよね。
 
「確かに心強いですが、家族だからこそなんでも言い合えてしまうので、母とは時々ケンカすることもあります(笑)。でも、母は元々アスリートだったので、私のよき理解者でもあります。女性アスリートは、年齢とともに身体が大きく変わってくるので、そういう面ではアドバイスをもらっています。また、妹が看護師なので、身体に関することで相談することもあります」(武田さん)
 
――家族ぐるみのサポート体制なんですね!
 
「競技に協力してくれるのは本当にありがたいですね。でも家族が多い分、1人になれる時間がなかなか取れないのがストレスになるときもあるんです。なので、遠征でホテルに泊まるときなどは、至福のひとときですね(笑)。それから、私は兄弟姉妹の中でも話の聞き役に回ることが多いので、けんかの板挟みになって、ストレスを感じてしまうこともあります」(武田さん)
 
――大家族ならではの悩みですね…。そんなときは、どのようにストレスを解消していますか?
 
「友だちと話すことが多いですね。家族以外の人に話して発散してしまいます。オフの日はドライブに行ったり、ネイルケアをしたり、ショッピングを楽しんだりしてストレスを解消しています。ぐったり疲れたときは、家で一日映画を観ていることもありますけど。もしくは、競技のことだけを考えて、嫌なことは忘れる!(笑)」(武田さん)
 
――やはり自転車のことを考えてしまうんですね(笑)。自転車以外の趣味やリラックス方法はありますか?
 
「最近は、身体に関する本に興味があって、よく読んでいます。勉強は嫌いなんですが、競技に関することなら頑張れるんです(笑)。リラックス方法は、自転車以外の運動で身体を動かすことかな。最近はトレイルランや水泳をやっています。今度はボルダリングにも挑戦してみたいと思っています!」(武田さん)
 
――本当に身体を動かすことがお好きなんですね。ストイックに上を目指す武田さんですが、今後の目標は?
 
「やはり、12月の全日本選手権で1位になることですね。昨年、初めて国際大会に出場したのですが、今後は世界の大会でも活躍していけるよう、より技を磨いていきたいと思います!」(武田さん)
 
(まとめ)
競技に向き合う真摯な姿勢が印象的な武田さん。自転車漬けの毎日ですが、目標をもって楽しみながら取り組んでいることが伝わってきました。
 
競技力向上を貪欲に目指す武田さんは睡眠を大切にしているとのことですが、最近は、アスリート仲間のあいだでも睡眠を重要視する人が増えてきているそう。自転車競技でもボディーコンディショニングの面でも、トップアスリートとしての活躍を期待したいですね。
 

【眠りの黄金法則】

  • アプリで睡眠時間を計測し、毎日チェック
  • 眠る前のストレッチ&深呼吸、アロママッサージでリラックス
  • 遠征先でもいつもどおりの睡眠をとれる環境をつくる

【ウィークデーの平均睡眠時間】

  • 約7時間

【睡眠タイプ】

  • パフォーマンス向上のためにしっかり睡眠管理タイプ
武田和佳さんのフミナー度は『15%』、今はフミナー度は低いレベルです。
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武田和佳さん
武田和佳さん
1992年、埼玉県生まれ。高校生のころからシクロクロスを始め、2014年プロ契約。2016-2017シーズンの日本ランキングで1位を獲得。2015-2016シーズンからはマウンテンバイクのクロスカントリーにも挑戦。スポーツサイクリングの普及活動を目的に、テレビやラジオなどのメディア出演を行うなど、競技以外でも活躍中。
オフィシャルサイト:http://wakatakeda.com/
Instagramアカウント:@wakachiko.jp

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