2017/08/04 17:00

夏は高負荷シーズン? 夏ならではのストレス要因に気を付けよう

楽しいイベントが気づかぬうちにストレスを招いている?

夏は気分が解放的になり、色々なことにチャレンジしてみたくなるシーズン。心楽しくワクワクする季節ではありますが、一方で、心身には大きなストレスがかかりやすい季節でもあります。
 
「ストレス」という言葉を聞くと、悩み事や仕事や対人関係のトラブルのように、ネガティブな物事だけを連想しがちです。
 
しかし、そもそもストレスとは、外部からの刺激によって心身に生じるひずみのこと。楽しい出来事でもかなりエネルギーを消費するイベントだったり、イベントの数が多くなったりすると、ひずみも大きくなるため、心身にダメージが生じやすくなります。
 
したがって、このシーズンには楽しみながら行っていることが、思いがけず心身に大きなストレスを与えている場合が少なくありません。

夏のストレス要因 その1~こころと行動に現れる2つの要因

では、夏ならではのストレス要因には、どのようなものがあるのでしょうか? こころと行動の面では、大きく分けて次の2つの要因が考えられます。

楽しいイベントが多く刺激的だが疲れやすい

夏には暑気払いの飲み会やバーベキュー、花火大会、野外フェスや展示会、旅行などのイベントの機会が多いもの。こうしたイベントは楽しく刺激的でありながらも、心身を酷使しやすくなります。
 
また、楽しいイベントを経験すると脳のドーパミン神経が作動し、「より楽しいことを数多く経験したい!」という欲求が強くなります。この欲求にしたがって次々にイベントを経験していると、快楽を感じつつも心身は酷使され、気づかぬうちに疲労が蓄積してしまうでしょう。

対人交流が増えて「人疲れ」をしやすい

夏は飲み会などを通じて職場や仲間たちと集う機会が多く、イベントで友人・知人を通じて新しい仲間と出会う機会も増えるでしょう。
 
こうした仲間との会合や新しい仲間との出会いは、とても刺激的です。その一方で相手に気を遣ったり、場の空気を読んだりしなければならない場面も多く、「人疲れ」というストレスも経験しやすくなります。

夏のストレス要因 その2~暑さ、食生活、睡眠不足によるダメージ

また、夏の気候などの環境的要因、夏ならではの基礎的な生活習慣の変化も、心身にダメージを与えます。代表的には次の3つの要因があります。

1.暑さや湿気、寒暖差、冷えによる影響

夏の暑さや湿度の高さ、また、冷房による寒暖差や冷房で身体を冷やすことは、身体にとって大きなストレスになります。
 
強い日差しが降り注ぐ屋外を歩くだけ、蒸し暑い室内にいるだけでも、体力は消耗します。また、室内と屋外との急な寒暖差にさらされたり、冷房で身体を冷やし続けたりすることは、体温を調節する自律神経への大きな負担となり、体調が崩れやすくなります。

2.冷たい飲食物、栄養不良による影響

夏は冷たい食べ物、飲み物を求めがちです。しかし、胃腸を急激に冷やすと胃腸の機能が低下し、胃の痛みや不快感、消化不良による下痢などの症状が発生しやすくなります。
 
さらに、食欲が薄れる夏には、そうめんやそばなどののどごしのよい食事だけで済ませてしまうことも少なくないでしょう。こうしたシンプル過ぎる食生活が続くと、体力の維持に必要な栄養素が供給されず、栄養不良により体調が崩れやすくなります。

3.睡眠不足による影響

夏の夜の蒸し暑さは、快適な睡眠の妨げになります。また、夏には夜遅くまで楽しいイベントに参加したりイベントを企画したりする機会も多くなり、興奮が持続しやすい傾向があります。これらも安眠を妨げる要因になります。
 
十分な睡眠が得られないと、心身の疲労が蓄積されてしまいます。すると、日中にだるさや眠気が生じて仕事や作業のパフォーマンスが悪くなり、結果的に長時間の労働や作業が続きやすくなります。
 
こうした状態が続くと夕方から夜にかけて心身の興奮が持続しやすくなり、その結果さらに夜に眠れなくなる、という悪循環が生じてしまいます。

夏は意識して「心身を休める時間」をもつことが大事!

このように、夏は暑さの中に身を置くだけ、寒暖差や冷気に身をさらすだけでも、エネルギーが消耗されやすい季節なのです。にもかかわらず、夏ならではの気分の解放感によってイベントをいくつも重ねてしまうため、楽しみを感じながらも心身に大きな負担を与えてしまうのです。
 
したがって、夏の季節には「心身を休める時間」を意識的にもつことが大切です。週に複数のイベントを入れたのなら、週末の1日は自宅でゆっくり過ごし、消化に良い食べ物をととり、たっぷり睡眠をとるようにしましょう。
 
このように、ゆっくり休む時間を意図的につくれば、溜まった疲れがリセットされ、心身にエネルギーがチャージされます。すると、夏の暑さや寒暖差に打ち克ち、新たなイベントを楽しめる心身の余裕を維持できるようになるでしょう。
 

photo:Getty Images

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