2018/04/10 19:00

日本人デザイナーが手がけた、文字と点字が共存するフォント「Braille Neue」

Image: Kosuke Takahashi

すべての人に点字を。

この世にフォントは星の数ほどありますが、点字と一体になって視力の弱い人もそうでない人も、共通で使えるフォントというのはとても珍しいもの。

そんなユニバーサル・デザイン的なフォント「Braille Neue」を作ったのが、日本人デザイナーのKosuke Takahashiさん。

これは既存の点字の下に、スタイリッシュなアルファベットと数字、そしてカタカナが描かれたものです。

[update]たくさんのご指摘ありがとうございました。先んじて「O」の誤字を修正いたしました。正しくは⠟ではなく⠕でした。お詫びいたします。また、このプロジェクト自体を「Braille Neue」という名前で統一させていただきます。 #brailleneue

Fix issue "O" is not ⠟, but ⠕ in braille. pic.twitter.com/9EOaejBjte

— Kosuke Takahashi (@ootori_t) 2018年3月12日

従来は印刷された文字と点字は上下か左右に並べられ、取ってつけたような感じが否めませんでした。ですが、Braille Neueなら両方が共存しているため、視覚障害者も晴眼者もストレスなく読むことができるのです。これが普及されれば、社会で両者がもっと自然に共存できるような気がします。

180410_tenji2 Image: Kosuke Takahashi

Takahashiさんは任意の色で書かれたパターン(アルファベットのみ)と、縁取りだけで中が抜けているパターンの2種類を作成されています。

このフォント開発について、彼はこのように話しています。

2020年の東京五輪/パラリンピックで真のユニバーサル・スペースを創るため、誰でも情報に触れられるユニバーサル・タイプセットを作ることが狙いでした。私たちは、点字が公共の場で使われる包括的な社会を目指しています

Fast Companyいわく「このプロジェクトを通して、コンピューターはスマートフォン、テキスト読みあげ技術や音声アシスタントなど、人々がもっと点字に注目するような可能性を持っている」と期待しているようです。

Braille Neueはまだ開発途中で、ダウンロードはできない模様ですが、完成はもうすぐでしょう。ただし、フォントを印刷できても点字部分に凸みを付けるのはまた別のお話。

これから先、街中でも見かけるようになると良いですね。


Image: Kosuke Takahashi
Source: Fast Company, Twitter via Braille Neue, Kosuke Takahashi

Harrison Weber - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)

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