2018/06/24 20:00

ロボットのバーテンダー「Nino」とちょっと未来な夜を過ごしたい

Image: MAKR SHAKR

『パッセンジャー』のアンドロイド・バーテンダーとは一味違う優雅なアーム。

『カクテル』や『コヨーテ・アグリー』みたいなお酒ライフには憧れますが、酔っ払った後に電車乗って帰るのが面倒だしすぐ寝たいから宅飲みが多い私。でも、出不精な私もバーに向かいたくなるマシンがあるらしいんですよね。それが、2013年にローンチしたカクテルメーカーロボットの進化版「Nino」!

Makr Shakrのアプリを開いたら、30種類以上のスピリット、ジュース、ソーダ、付け合せからお気に入りの組み合わせをデザインすることができます。また、プロのミクソロジスト(オリジナルカクテルを作る人)のデザインしたカクテルをタップしてオーダーするというとっても簡単な使い方も!

カクテルづくりのステップはインフォグラフィックで表示されます。できたカクテルのレシピをシェアできるので、コメントをもらったり評価してもらうことも可能なんですって。

MSApp2 Image: MAKR SHAKR

「Nino」は、イタリア人設計者カーロ・ラッティ率いるMark Shakrが作ったロボットで、2013年のミラノ・デザイン・ウィークで華々しくデビュー。その後、豪華クルーザーやホテルで大活躍した「Bionic Bar」のアップデートバージョンです。

あくまでロボットなので、生身のバーテンダーとのやりとりは再現できません。が、「正確に準備し、あらゆる飲み物を数秒でエレガントに提供」するのが強みです。2本のロボットアームにはそれぞれ役割があり、片方が振る、攪拌する、かき混ぜる、といった複雑な動きを担い、もう片方は注いで提供してくれます。

外見は倉庫で見かけるロボットにそっくりですが、動きはまったくの別物。というのも、踊るような動きを再現するため、イタリア人振付師のマルコ・ペレさんの動きを撮影しました。プログラム時にインプットしたんだそう。

Makr ShakrのラティさんがDezeenに語ったところによると、「Nino」を作った目的はバーテンダーの仕事を奪うのではなく、近い将来必ずやってくるであろう人とマシンの良き相互関係の先駆けにするため。

Ninoは、ロボットや電子製造業が我々人間に与えてくれる新たな可能性を伝える手助けをしてくれると思っています。ロボットは既に雇用市場に革命を起こしていますが、それを実感している人は多くありません。

Ninoは、技術管理を表現するために、ヒューマノイド型ではなく、一般的な商業アームを使っています

2013年5月にミラノでプロトタイプをお披露目したあと、Makr ShakrはGoogle(グーグル)のデベロッパー・カンファレンスにて正式に1.0をローンチ。同社によると、現在「Bionic Bar」はロイヤルカリビアンクルーズで5ユニット、ラスベガスのホテルで1ユニット稼働しており、これまでに100万杯、日によっては1晩で800杯のカクテルを作っているそうです。

Ninoは小型ということもあり、今夏からヨーロッパ各地のポップアップイベントで活躍することが期待されています。飲み物を買うために大行列に並ばなくていいのは良さそう。


Image: MAKR SHAKR
Source: dezeen, Makrshakr, uedesign

(中川真知子)

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