2018/05/02 13:33

庵野理事長「個人ではとても叶えられない願い」 アニメの原画や特撮のミニチュアをアーカイブするNPOを立ち上げ

カラー10周年記念展では「巨神兵東京に現わる」の展示や、「ウルトラ」シリーズの戦闘機の模型も展示されていた
カラー10周年記念展では「巨神兵東京に現わる」の展示や、「ウルトラ」シリーズの戦闘機の模型も展示されていた

 庵野秀明さんが代表を務めるNPO法人“アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)”の公式Webサイト・SNSが公開されました。同法人は「アニメや特撮映像の創造と製造の過程で生み出された様々な中間制作物や資料を、文化として可能な限り後世に遺したい、という願い」のもと立ち上げられたもの。

 庵野さんはサイトに掲載されたあいさつ文にて、利害関係を超えて、国、自治体、博物館教育機関等、そして個人とも力を合わせて、アーカイブ事業に取り組んでいける組織に育てていく決意を表明。サイトの「これまでの活動」の項では、ATACのメンバーが2012年以来携わってきた主な活動記録が記されています。

 あいさつ文によると、ATACの設立は「最初の想いを持った2009年7月から8年の時を掛けて」できたもの(設立は2017年6月)。役員にはアニメ特撮研究家の氷川竜介さんや樋口真嗣監督らも名前を連ねています。

 庵野さんはクリエイターでありながら重度のアニメ特撮ファン・収集家としても知られ、2012年にはスタジオジブリ協力の下、東京都現代美術館にて「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」を開催。2016年開催の「株式会社カラー10周年記念展」でも「機動戦士ガンダム」や「ウルトラ」シリーズといったアニメ・特撮資料の展示が行われ、この時点で既にATAC設立の構想も語られていました。

 公式サイトではアニメや特撮の制作で使われた原画やセル画、ミニチュアや小道具などの保存に関する相談窓口も設置。資料が今後数世代にわたって受け継がれるよう、広く協力を呼びかけています。

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