2017/05/19 15:08

大人だけではない、子どもも糖尿病になることも

糖尿病は成人だけの病気ではありません。糖尿病を発症すると高血糖状態が続き、網膜症や腎症、神経障害など様々な合併症を引き起こす恐れがあります。今回は、子どもが糖尿病になる原因や症状について解説します。

糖尿病とは

血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は、1日を通して変化しています。血糖値が上昇すると、膵臓のβ細胞からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンには、血液中のブドウ糖をエネルギーとして利用することで血糖値を下げる作用があります。糖尿病は、インスリンの分泌や働きが低下することで常に血糖値が高い状態が続いてしまい、それによって血管を傷つけたり、神経の働きを鈍くさせます。

子どもの糖尿病

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、10歳未満では1型糖尿病を発症することが多いといわれています。過去においては、小児糖尿病と1型糖尿病とはそれぞれ同義語として考えられている時代もありました。しかしながら食生活及び生活習慣の変化と共に子どもにおいても2型糖尿病患者と診断される方が増えてきている関係から、「小児糖尿病=1型糖尿病」という考え方は改められつつあります。1型糖尿病、2型糖尿病の原因は次の通りです。

(1)1型糖尿病
身体には、外敵を排除する免疫機能があります。免疫機能に異常が起こり、自分自身の細胞を異物と勘違いして攻撃してしまうことを自己免疫反応といいます。1型糖尿病においては、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞に対する自己免疫反応が生じることを原因として糖尿病が発症します。自己免疫反応の結果β細胞が破壊されてしまい、β細胞本来の働きであるインスリンの分泌能が著しく低下、もしくは全く分泌できなくなることが1型糖尿病の原因です。しかしながら何故自己免疫反応が生じてしまうかの原因は解明されていません。1型糖尿病は、数年の単位で慢性的に膵臓のβ細胞が破壊されていく場合と、数日から数週間のうちに破壊され急速に症状が出現する場合があります。

(2)2型糖尿病
遺伝的な体質や食生活の乱れ、運動不足やストレス等が複合的に関連しあうことから2型糖尿病を発症しますが、1型糖尿病と比べると明らかにされていない点は多いです。血糖値が急激に上昇したり、血糖値が下がりきる前に間食などで食事を摂ることでインスリンが頻繁かつ大量に分泌される状況が続くと、膵臓のβ細胞が障害されインスリンの分泌や働きが低下します。これにより高血糖状態が続く病気が、2型糖尿病と考えられています。また、内臓脂肪型肥満では血糖値を上げるTNF-αと呼ばれる物質が主に脂肪細胞から分泌され、体内におけるインスリンの効きが悪くなることも知られています。この状態では、血糖値を下げるために、より多くのインスリンが必要になるため、2型糖尿病のリスクを高めます。

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