2017/05/23 18:36

子どもに多く見られる猩紅熱の危険な合併症

幼児期から学童期の子どもに多く見られる病気に、猩紅熱が挙げられます。猩紅熱は急性期の治療で済むことが多いのですが、合併症が併発することもありうる病気です。今回は、猩紅熱の主な症状と合併症について解説します。

猩紅熱とは?

A群溶血性連鎖球菌は、いわゆる風邪の一種である急性咽頭炎を引き起こす病原菌の一つです。猩紅熱は、このA群溶血性連鎖球菌に感染することで急性咽頭炎だけでなく全身に発疹が生じる病気です。以前は法定伝染病に指定されており隔離などの法的規制が必要でしたが、抗生物質の発達伴う治療成績の向上から現在では法律上の既定はなくなりました。しかしながら現在でも感染の流行は定期的に見られる疾患であり、特に幼児期~学童期の子どもに多く見られる病気です。

猩紅熱の感染経路と主な症状

A群溶血性連鎖球菌は、感染者と接触することで感染します。A群溶血性連鎖球菌に感染すると、1~7日の潜伏期間を経て以下の症状が現れます。

発熱、咽頭炎、腹痛、関節痛、点状紅斑、イチゴ舌

典型例では、猩紅熱を発症すると初めに発熱や咽頭炎が起こり、その後約12~24時間後に赤い発疹が全身に現れます。発疹は舌にも現れ、いわゆるイチゴ舌を生じます。全身に出た発疹は約1週間後に皮が剥がれ落ち、次第に症状が改善していきます。

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