2017/06/16 14:34

急性脳症の多くは乳幼児に起こる

炎症は起こらないものの、脳に急激に機能不全が起こることで、様々な障害が発生する病気が急性脳症です。急性脳症の発見が遅れると後遺症が残ったり、命を落とす危険があります。今回は、急性脳症について解説します。

急性脳症とは?

急激に生じた脳の機能不全障害の総称を、急性脳症といいます。急性脳症とよく似たものに急性脳炎がありますが、髄液検査を行った際に細胞の炎症が見られない場合は急性脳症、炎症がある場合は急性脳炎になります。急性脳症の多くは、乳幼児に起こります。主な症状は以下の通りです。

◆呼びかけたり揺すったりしないと目が開かない
◆全身性のけいれん
◆異常な興奮

急性脳症に伴う症状が原因で重度のてんかんや精神運動障害などの後遺症が残ることもあります。また、重症化すると最悪の場合死に至ることもあります。

急性脳症の様々な原因

急性脳症の原因は、ウイルス感染によるものが多いです。脳が感染するのではなく、脳以外の部位でウイルス感染を引き起こし、間接的に脳に障害が生じて急性脳症が起こります。急性脳症の原因となる主なウイルスは、以下の通りです。

インフルエンザ、HHV-6、ロタウイルス、ヒトヘルペスウイルス6型

この中でも特にインフルエンザウイルスが急性脳症に至ることが有名です。
感染症以外にもこの他、薬物や先天性代謝異常症、肝不全、腎不全等が原因でも急性脳症を引き起こす原因になります。さらに、電解質異常や中毒による神経伝達の抑制や、ライ症候群なども急性脳症の原因になります。

急性脳症の治療法

急性脳症は髄液検査や脳のCT、MRI検査、脳波等の検査結果から総合的に判断します。治療には、原則入院が必要です。入院による全身管理をすると共に抗けいれん薬を投与し、原因となる病気の治療と脳浮腫(脳の腫れ)の治療に当たります。この他、ステロイド剤を大量に投与するパルス療法や低体温療法等による治療を行う場合もあります。

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