2017/06/17 09:00

ウイルス感染が原因で起こる脳炎

脳炎とはその名の通り、脳が炎症を起こした状態です。脳炎に伴う症状は多岐に渡ります。今回は、子どもの脳炎について解説します。

脳炎とは?

脳炎とは、ウイルス感染を始めとした原因により脳に炎症が生じている状態のことを言います。炎症範囲が脳にとどまることなく、脊髄まで広がるケースもあります。脳炎は、ウイルスが脳に直接感染すること以外にも、薬剤投与やその他の病気がきっかけとなって発症することがあります。脳炎が起こると、脳に後遺症が残ることもあります。

脳炎の主な症状

脳で炎症が生じると、脳がむくんで頭蓋骨に覆われている部分が圧迫されます。これにより、脳細胞にダメージを受けます。脳圧が高くなると、頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害が現れます。その他インフルエンザで代表されるように不可解な言動が現れることもあり、これらの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

子どもが注意したいウイルス

大人に比べ子どもは抵抗力が低く、様々な感染症にかかりやすいです。脳炎の代表的なものに日本脳炎がありますが、予防接種が普及しているためあまり見られません。それよりも気を付けたいのは、夏風邪として代表的なエンテロウイルスや突発性発疹を引き起こすヘルペスウイルスです。水疱瘡の原因となるウイルスも、ヘルペスウイルスに分類されます。また、インフルエンザウイルスやロタウイルスも有名です。

(1)エンテロウイルス
ポリオウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルス71型などがあります。エコーウイルスは無菌性髄膜炎、エンテロウイルス71型は手足口病の病原菌として知られています。特に無菌髄膜炎は、炎症の範囲が広がって脳炎に至る可能性が高いです。

(2)ヘルペスウイルス
脳炎を引き起こすヘルペスウイルスには、様々なタイプがあります。突発性発疹を引き起こすものは6型と7型ですが、ヘルペスウイルス脳炎を引き起こす中で代表的なのは1型、6型、7型です。ヘルペスウイルスによる急性脳炎は10%が死に至り、一命を取り止めたとしても健忘症、てんかんなどの後遺症が生じます。

(3) インフルエンザ

(4) ロタウイルス

脳炎の治療法

脳炎の治療方法は、病原体により内容が異なります。細菌性髄膜炎が原因で脳炎が起こった場合は、速やかに抗菌薬の投与が開始されます。ヘルペスウイルスにより脳炎に至った場合は、ウイルス感染症の治療薬であるアシクロビルの点滴注射を行います。また、ステロイド投与も脳炎の治療において重要となります。

<参考URL>
国立感染研究所

国立感染研究所感染症情報センター

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