2017/05/26 09:00

子どもに遺伝する可能性がある「網膜色素変性症」とは?

網膜色素変性症は、進行すると視力を失うこともがある病気で、子どもに遺伝する可能性があります。ここでは、網膜色素変性症になるメカニズムや症状、代表的な治療方法について説明します。

網膜色素変性症の発症に関わる視細胞とは?

視細胞とは、綱膜の視神経のことです。網膜色素変性症は、網膜の細胞に異常をきたして視力低下や失明することがある進行性の病気です。網膜は外から入った光を神経の信号に変換し、視神経から脳へ伝達する役割があります。網膜は様々な細胞により構成されていますが、網膜色素変性症になると、最初は外から入る光に反応し、電気信号に変換する働きのある視細胞に異変が起きます。

網膜の視神経には、暗い所でのものの見え方を調整する「杆体(かんたい)細胞」と、明るい所で細かいものを見分けたり色を識別する「錐体(すいたい)細胞」の2種類があります。

2種類の視細胞のうち、網膜色素変性症になると最初に暗闇の視力に重要な杆体細胞の機能が失われます。そのため暗い所でものが見えにくくなる夜盲症(やもうしょう)や、視野が狭くなる症状が現れることがあります。またさらに病気が進行すると、錐体細胞に障害が起こることもあります。視力低下や特定の色を識別する能力が低下する色覚異常を伴う可能性があるため、早期に専門医を受診しましょう。

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