2017/06/02 16:00

繰り返し再発することもある子どもの肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍は子どもにみられることが多いため、おむつ替えの際におしりの状態を確認しましょう。肛門周囲膿瘍は自宅でも処置できますが、確実な診断を得るためにもまずは受診することをおすすめします。今回は、肛門周囲膿瘍の症状や治療法について解説します。

肛門周囲膿瘍とは

肛門のいずれかの側面に光沢のある腫れがみられた場合は、肛門周囲膿瘍の可能性があります。肛門周囲膿瘍とは肛門の周囲が化膿して膿が蓄積された状態で、主に1歳前後の男子にみられますが新生児でも起こることがあります。肛門の奥から炎症が波及している場合には、乳児痔ろうと呼ばれることがあります。

肛門周囲膿瘍は、ズキズキとした痛みがあり赤ちゃんは不機嫌になります。また、38~39℃の発熱や患部が熱を持ち膿が排出される症状が現れることもあります。

肛門周囲膿瘍の治療

肛門周囲膿瘍は、2~3歳までには治ることが多いといわれています。成人の痔ろうの治療には手術が必要になるケースが多いといわれており、乳児痔ろうの場合にも同様の手術が必要になることがあります。

肛門周囲膿瘍の治療は、次の通りです。

(1)膿を溜めないようにする
患部をおしりの骨の方向へと圧迫すると、膿が排出されます。また、患部の中心にある白い部分を摘むことでも膿を排出できます。全ての膿を絞り出すことが最初に行われる治療で、膿を絞り出せない場合はメスや針などで小さい傷を付けて膿の出口を作る場合があります。かかりつけの先生の指示に従いながら場合により自宅でも、おむつ替えの度に膿を排出させることもあります

(2)腸内環境を整える
肛門周囲膿瘍は下痢気味の赤ちゃんがオムツかぶれを起こしている場合にみられることが多く、下痢を整えることで乳症状が軽快する場合があります。

(3)清潔な状態を保つ
膿には細菌が含まれているため、肛門の周りを清潔な状態に保つことが肛門周囲膿瘍の改善に繋がります。ぬるま湯で洗い流すだけでも効果があるので、おむつ替えの度に実践してください。

参考:
日本消化外科学会

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