2017/06/04 18:20

子どもがかかると重症化することもあるジフテリアとは?

ジフテリアの治療を怠ると、重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。発熱や喉の痛みなどの症状は、風邪と共通しています。風邪だと自己判断し、治療が遅れて重症化することもあります。今回は、子どもが感染すると重症化することがあるジフテリアについて解説します。

ジフテリアとは

ジフテリアはジフテリア菌に感染することで発症する病気です。
ジフテリア菌は無酸素状態でも育つ菌の一種です。人に感染しても、症状が現れない場合もあります。症状が現れなくても他人に感染するため、集団感染を起こしやすい病気の1つです。感染者のくしゃみや咳に含まれたジフテリア菌が他人の喉や扁桃の粘膜に付着し、増殖することでジフテリアを発症します。

発症すると、発熱や咽頭痛、全身の倦怠感に加え、喉に偽膜という白い膜が現れます。ジフテリアは予防接種の導入以降、日本では激減しています。

ジフテリアの診断と治療

診断するためには、ジフテリア菌を培養する必要があります。しかし、ジフテリアは重症化すると命を落とすケースもあるため、偽膜や発熱などの症状が現れておりジフテリアが症状から疑われる場合は診断結果を待たずに治療を開始することが多いです。
治療には、抗生物質とジフテリア抗毒素が用いられます。ジフテリア抗毒素は、ジフテリア菌が生産する毒素を中和する薬です。ジフテリアは予後が非常に不良な疾患なため早期に投与する必要があります。

ジフテリアの治療が遅れると、喉の炎症や偽膜などが原因で気道がふさがって呼吸困難に陥る恐れがあります。また、治療を開始するまでは毒素が生産されるため、ジフテリアの合併症である心筋炎(心臓の筋肉に炎症が起こり心臓の機能が低下する)などを起こすリスクが高まります。また、神経症状が現れて麻痺などの後遺症が残る恐れもあります。特に5歳以下の乳幼児は、ジフテリアによる死亡率が比較的高いといわれているので注意が必要です。

<まとめ>
ジフテリアを発症すると、発熱や咽頭痛に加えて偽膜という特徴的な症状が現れます。治療が遅れると、心筋炎など命に関わる合併症を発症する恐れがあるので注意が必要です。症状が現れた場合はすぐに内科や小児科を受診してください。

参考URL:
Epidemiology and pathophysiology of diphtheria

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