2017/05/24 16:39

新生児に現れうる核黄疸の原因と対処法

皮膚が黄色っぽくなる黄疸は新生児によく現れる症状であり、多くの場合は特に心配はありません。しかし、中には病気により重い黄疸が生じることがありますし、それに伴い核黄疸と呼ばれる病気を併発することがあります。今回は、核黄疸について解説します。

新生児に多く見られる黄疸

生後間もない赤ちゃんは、成人に比べて赤血球の数が多い状態です。赤ちゃんの赤血球の寿命は短く、生後すぐに壊れてビリルビンという物質が体内で大量に産生されます。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんはこれを処理する能力が十分にないため、生後数日経つと肌が黄色っぽくなります。こうした反応による新生児における黄疸は生理的な反応です。

完全母乳で育児をしている場合は黄疸になりやすく、生後1カ月頃まで症状が長引くことがあります。母乳による黄疸は母乳性黄疸と呼ばれ、母乳により肝臓の働きが押さえられるために起こります。しかしこの場合の黄疸も適切に管理をされていれば病的な意味合いを伴うことはなく、黄疸のために母乳をやめる必要もありません。

生理的な黄疸の場合でも、時に血中のビリルビンが過剰に増えることがあります。過剰なビリルビンは、基底核と呼ばれる脳の一部に沈着しのちに述べる重篤な合併症を生じる可能性があります。そのため、過剰なビリルビンを認める場合は光線療法や交換輸血による治療が行われます。

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