2019/02/06 11:00

自覚症状でわかる“目の病気リスク”「老眼&加齢黄斑変性」篇

年を重ねると体のあちこちに不調が出てくるように、目も衰える。手元の細かい文字が見えにくくなる「老眼」は、40歳ごろから多くの人に現れてくる。多くの読者世代が悩まされている、目にまつわる老化現象。放置しておくと失明にいたる症状も……。目の“異変”のサインを見落とさないで!

「老眼は、目のピント調節機能が低下することによって起こる“目の老化”のひとつです。老眼は病気ではありませんが、『年を取ったのだから見えづらいのは当たり前』と思ってはいけません。物が見えづらいという状態には加齢によって起こる病気が潜んでいることがあり、そのまま放っておくと症状を悪化させてしまうことがあります」

そう語るのは、東京女子医科大学医学部眼科学講座の飯田知弘教授。物が見える仕組みはこうだ。外からの光は、角膜、水晶体、硝子体という透明な組織を通り、眼底の網膜で映像を結ぶ。

「老眼は水晶体が硬くなり、ピント調節機能が低下することで起こりますが、この水晶体が濁り、光が通りにくくなり、物がぼやけてかすむと『白内障』の可能性が高くなります。また、眼底にある網膜は光の映像を視神経に伝える役割があり、中心にある黄斑部に異常をきたすと、うまく映像が結ばれず物がゆがんで見えたり、中心部が暗く見えたりする『加齢黄斑変性』になります」(飯田教授・以下同)

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