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2019/10/15 17:00

「僕は海洋散骨がいい」多様化する“お墓事情”(JINSEIのスパイス!第48回)

【今週の悩めるマダム】
そろそろ人生の終わりが見えてきました。このまま父が入る家族のお墓に自分が入ることになれば、その後、子どもたちがお墓の管理をし続けなければなりません。そこで「墓じまい」をしたいと考えていますが、先祖を粗末にするとバチが当たるかもしれないと思ってしまい、どうすべきか悩んでいます。(大阪府在住・80代女性)

僕ももうすぐ還暦になりますし、母がちょうど奥様と同世代ですから、他人事ではありません。

最初に、僕自身の死についての考え方から少しお話をさせてください。僕にとってお墓とは“残された者たちのための祈りの場所”です。死んでいく人たちはこの世を去るのですから、彼らは墓に残るわけではなく、実際には残された家族の心に残るのです。愛した家族のそばにずっといたいからこそお墓を作り、そこに会いに行くというものだと幼いころから思ってきました。実は祖父が一族の骨を粉にして、骨の仏像を作ったのです。この骨仏は今も福岡の勝楽寺にあります。この話については拙著『白仏』に譲りますが……。その祖父の影響もあり、ぼくは幼いころから人間の魂について考えてきました。

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