2018/02/09 16:00

真面目に生きていても…荻原博子が教える「老前破産」の恐怖

 
「このたび、私は『老前破産ー年金支給70歳時代のお金サバイバル』(朝日新書)を出版しました。この本では 普通の人 が借金地獄に陥る現実に触れ、その対策を提示しました」
 
そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。結婚して子どもを産み、マイホームを手に入れる。子どもを大学まで進学させ、幸せな老後を送るーー。これまで 人並み と思われていた人生から転落する人が増えているという。
 
「実は『自己破産』が最多なのは40代で27.02%。次が50代で21.05%。40代と50代で約半数を占めているのです(日本弁護士連合会'14年調査・以下同)。また、借金の理由は『生活苦・低所得』が最多で60.24%、次いで『病気・医療費』『失業・転職』など、 生活苦型破綻 が上位を占めます」(荻原さん・以下同)
 
これに対し、「浪費・遊興費」「ギャンブル」などの 遊興型破綻 は少数だそう。
 
「しかも、自己破産した人の約半数は、負債額が500万円未満。さらに、100万円未満の人が6.61%もいて、'05年以降、増え続けています。この金額が返せないほど、余裕のない人が増えているのです」
 
【ケース】住宅ローンで老前破産!
 
会社員のAさん(53)は、35歳のとき、頭金ゼロで新築マンションを購入。当初10年間の金利は2%。11年目以降は4%という住宅ローンを組んだ。10年もたてば、給料も上がるだろうと楽観的だった。
 
だが実際は給料は上がらず、マンションの価値も下がるいっぽう。妻は、息子が通う塾の月謝の足しにとパートを始めたが、返済11年目からの家計は困窮を極めることに。
 
そのうえ、勤め先が業績不振に陥り、虎の子のボーナスはカット。貯金も底をつき、大学に進学した息子の進学費用は教育ローンでかき集めた。その結果、今はダブルローン地獄。
 
自宅マンションもすでに築20年が近いが、修繕積立金が不足し、老朽化が止められない。売るに売れないマンションとローンを抱え、悪夢にうなされる日々が続いている  。
 
「真面目に生きていても、何かのきっかけで、一気に借金地獄に転落してしまうーー。よく『老後破産』が問題だといわれますが、本当に怖いのは、40代、50代での『老前破産』なのです」

今日の運勢

おひつじ座

全体運

考えすぎて神経質になってしまいそう。周囲の影響にも敏感なの...もっと見る >