2018/03/16 06:00

「頑張って」は親のエゴ!名物ママ語る“NG親”の悪い癖

 
「長男も次男も、大学卒業後、研修医として、初めての一人暮らしに ルンルン のようです(笑)。三男はアメフト部、末娘も水泳部と、大学生活を謳歌しています。私もようやく、自分の時間が持てるようになりました」
 
そうにこやかに笑うのは、子どもたち4人を、日本の最難関といわれる東京大学理科III類に全員合格させた 佐藤ママ こと、佐藤亮子さん。2月に出版した著書『志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100』(ポプラ社)では、佐藤家独自の勉強法が紹介されている。
 
佐藤ママは、「子どもたちの東大理科III類合格が将来の目標だったわけじゃありません」と話す。 佐藤家流 勉強法を編み出したのは、すべては「自活できる子」に育てるため。
 
「『自活』するには、仕事が必要です。それも楽しいと思える仕事につけたら、幸せでしょう。仕事の選択肢を広げるのに必要なのが、『読み書き』『計算』、そして『読解力』なんです。子どもたちには、この3つを徹底させました」(佐藤ママ・以下同)
 
現在は、4きょうだいが通った進学塾「浜学園」のアドバイザーとしても、全国で講演を行っている。そんな佐藤ママが、子育てのうえでやってしまいがちな ダメ親 の特徴をあげてくれた。
 
【ダメ親1】子どものことを「忙しい」と後回し
 
子育てと家事と、子を持つ母親は一日中大忙し。しかし、子どもが親を呼んだとき、「いま忙しいから後にして!」と言うのはNGだという。
 
「私は、子どもに声をかけられると、何はさておき優先しました。そうすることで『母はいつも答えてくれる』と、信頼関係が生まれるのです。母親から『ちょっと待って』『忙しい』の返答が続くと、子どもは 忖度 して声をかけなくなります。もし、99回、子どもの話を聞いて、100回目に『待って』があると、99回の『はい』を忘れる。それが子どもなんです」
 
そのために家事がおろそかになってもいいのではと思ったそう。
 
「洗濯物を干そうとしているときに、子どもに声をかけられて、干せずに洗濯のやり直し3回なんてことはしょっちゅう。育児と家事の両立って、ムリなんですよね(笑)」
 
【ダメ親2】怒る基準が気分で変わってしまう
 
「子どもを叱るときは、その基準をハッキリさせるべき」と佐藤ママ。
 
たとえば、子どもがじゅうたんに水をこぼしてしまったとき、叱った経験がある人も多いだろう。しかし--。
 
「でももし子どもがこぼしてしまったのが水ではなく、シミになってしまうぶどうジュースだったら? たぶん、水のときの何倍も怒る母親が多いのではないでしょうか。シミが残って困るのは、大人の都合。子どもにとっては、 同じこと をしたのに、なぜそんなに怒られるのか、『なんで?』と、親の 理不尽さ にストレスをため込んでいきます。そのときの状況や気分で叱る基準が違うと、子どもはいつも親の顔色を見てビクビクしていなければいけません」
 
佐藤ママは、「たたいて叱るのも論外」と語る。
 
「親として、ご飯を作ったりして、子どもを育てているのだから、絶対に仕返ししないだろうと思って親は子どもをたたくわけです。でも、それは子どもと対等な関係ではない。子どもだって人間ですから、失礼なことや、ましてや暴力をふるってはいけません。とはいっても、実は娘が小学校6年のときに、ノートで初めてパシパシたたいてしまって。すると兄たち3人に『やめなさい』と止められて、すごく反省しました(苦笑)」
 
【ダメ親3】「頑張って」とただ励ますだけ
 
「何をどう頑張ればいいのかのビジョンもなく『頑張れ』と言うのは、自分が子どものことを気にかけているという 自己満足 でしかありません。子どもに寄り添ってもいないし、何の足しにもならない。言われた子どもも困るだけです。これが続くと、小学校高学年になると、『お母さんは、わかってない。曖昧なことを言ってるだけ』と幻滅するし、中学生になると『うるせえ、ババア』と自室から出てこなくなるんです」
 
励ますときは、具体的なプランを提案することを佐藤ママは徹底しているという。
 
「勉強範囲を母親もしっかりと確認したうえで、『お母さんと一緒に、今日から、ドリルを2ページ30分毎日やろう』と提案して、そして実践することで信頼関係もできます」

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